のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

ナシの根の病気モンパ病

2005年03月10日 | 今年の梨づくり
研修生T君が今日帰っていきました。ひと月間、お疲れさまでした。
お陰さまでちょうど今日、ナシの剪定作業もひと通り終わりました。まだ手直し作業がしばらくかかりますが、ひと段落です。マシン油乳剤の散布とか苗木の植え替えとか、時期的に遅れることのできない作業を優先しなければなりません。ということで、昨年秋にやっておくべきだった枯れたナシの樹の始末をしました。
モンパ病という植物の根に罹患し、しまいには枯らしてしまう病気があります。土中の腐食した木質部に寄生し生きた根に感染するのだそうで、山林やクワ畑を開墾した畑でよく発生するといわれています。この病気の入った畑は土をすっかり入れ替えないかぎり、農薬をつかってもなかなか抑え切れないといわれておりまして、新植して15年ぐらいまで育ててみたがやはりだめだということで全部やめてしまったという話も聞きます。
わが家でも苦労している畑がありまして、5年生ぐらいの苗木が何本か昨年夏に枯れてしまっていました。モンパ病菌は暑さと乾燥が好きなようで、昨年夏の猛暑が影響しているようです。また、好気性のようで、地表に近い根に罹患します。掘り出してみると細根はなく白いカビのようなものがついています。

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