のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

さびしさに煙をだにも立たじとて柴折りくぶる冬の山里(和泉式部)

2008年01月19日 | 冬の梨畑
おじいさんは畑に柴刈りに行き
軽トラックいっぱいの柴を運んできました…

これで、ちょっとがんばった一日のナシの枝の剪定量。

ナシの剪定枝の処分は頭の痛い問題ですが、わが家では
収穫台車にあおりをつけて120×90×30ぐらいの箱型をつくり、
それを引きながら剪定していきます。
切り落とした枝を台車箱に投げ込み、
いっぱいになったところで軽トラックに乗せ換えます。



地面に落ちた枝を拾い上げる必要もありません。
剪定された後はすぐにきれいになります。
細かな切れ端も回収できます。
剪定ひもやラジオ、ちょっとした小道具も台車で移動できます。

ちなみに、写真の青い口をしたペットボトルには
ただの水が入っています。
のこぎりにこびりついた木のあくを除去するのに
刃の部分に霧吹きます。

持ち出した枝を現段階では焼却処分していることは
すでに紹介しています。
(以前の様子はこちら
(今年の様子はこちら

農研機構・生物系特定産業技術研究支援センター(生研センター)
では剪定枝の粉砕搬出機を開発中。
チップ化して堆肥として再利用・再資源化しようとするものです。

県果樹連ではそのうちの一台を借りてきて実演中ですが、
チップ化する際の騒音や労力、堆肥熟成時の保管場所、
当然ながら新規チップ機購入費用などの課題が残されています。

現在のわが家にとっては
薪ボイラーの開発のほうがありがたいのですが。

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