のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

アブラムシ劇的アフター

2005年06月09日 | 今年の梨づくり
 梨の農薬を6、7日の両日朝に散布しました。散布二日後の今日、アブラムシに被われて縮んだ葉を裏返すと、白い粉のようなものがついています。アブラムシの死骸です。緑色のものも見られますが、動いている様子はなく、ただ引っ掛かっている感じです。特効薬のおかげです。

 以前は「劇的ビフォー」のような状態にまでアブラムシを我慢することはありませんでした(いまでも大部分の農家ではそうなんですが)。一度いじけた葉は元には戻りません。その被害はいつまでも目に見える形で残り、果実の肥大に影響があると考えられます。大発生してしまうと、一回の殺虫剤では抑えられなかったということもいえるかもしれません。
 そういうリスクを負ってなぜわが家では我慢するかというと、殺虫剤の散布間隔をあけることで天敵の活躍に期待するということだけでなく、新梢が伸びている限りアブラムシが発生しますので、1回の殺虫剤散布でアブラムシを抑えてしまうためには、できるだけ遅い時期にアブラムシ特効薬を散布したいとの理由もあります。わが家の経験ではネオニコチノイド系剤という新しく開発された殺虫剤がアブラムシに卓越して効果があるようです。
 でも、今年は少し我慢し過ぎたかなあ。

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