のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

花と散る兎と雉の麦畑

2007年04月17日 | 春の梨畑
土曜日の初夏はどこにいったのか、暦をひと月もふた月も振り返ったような一日でした。予報では昨日から4日間も小雨模様。幸水の最後の交配をしようとの目論みも花と散りました。せめて寒くて次の晴れ間まで蕾が開かないことを祈るのみ。

ナシ畑のライムギをフレールモアという機械で粉砕しました。「倒す」でも「刈る」でもなく「砕く」です。腰丈まで伸びていた麦畑はけものたちの憩いの場、散策の場だったらしく、粉砕できる最速で作業をしているとノウサギやキジが飛び出してきます。

屋敷の隣の畑からノウサギが飛び出して来たときは驚きました。目で追うのもやっと。あっという間に林の中に消えていきました。キジは姿が見えなければ安全と思うのか、これから砕こうという麦の中へ潜って行きます。しばらく追いかけっこをしているともう隠れるところもなくなり、丸裸になって立ちすくんでいました。

こうして身近にけものたちを見られるというのも楽しみの一つです。