のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

我を見てにがひ顔する蛙哉(一茶)

2007年04月12日 | 春の梨畑
ここで詠むべきは「蛙」でなく「蜂」です。

ナシ畑は今、花盛りです。早く咲き始めた新高もまだ花びらをつけていて、次の豊水は満開を過ぎてはいるものの、遅い幸水は5分から7分咲きといったところ。これだけそろい踏みするのは珍しいかもしれません。

気温が上がってくると虫たちが活躍しだします。ミツバチもどこからかやってきて花々を次々に渡っていきます。足にはたっぷり花粉を抱えながら。ひとつの畑にいろいろな種類のナシがあると、自然に異種交配されます。

ミツバチだけでなく、もっと小さな虫たちも見られます。ですから、わが家では交配が終わるまで、殺虫剤を散布していません。

応援するつもりで写真に撮ろうと、ミツバチを追いかけているとうるさそうに逃げていきます。にがい顔するのは当たり前です。花の前ではミツバチはエライのです。