のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

春雷に濃い紫の冷たさよ

2007年04月04日 | 春の梨畑
夕方、寒気が通過し、雷雨となりました。東京では雪になったとか。

ナシ畑では、「新高」がほぼ咲きそろい、「豊水」も開きだしています。明日の夕方には交配用のミツバチが導入されます。その前に農薬を散布しなければならず、今朝は雨がいつ降り出すかを心配しながら殺菌剤を散布しました。

ナシの開花、交配時期は天候も不安定になり、一日一日、一刻一刻の判断、作業が収穫までを左右するかもしれません。

今朝は6時前に起き出し、パソコンで天気予報や降雨予想、風の状況などを、気象庁だけでなく、いくつものサイトで情報収集。表に出て空を見上げて、もう一度、パソコンで確認。朝降るなら7時ごろだろうと判断。ならば、もう少し様子をみようと、薪ストーブの前で新聞を広げていました(まだ薪を片付けていなかったのが幸い)。

8時の段階で降っていない。午前中は大丈夫だろうと、農薬散布を決行。結果的には夕方まで雨が降らず、まずは一安心です。でも、今度は明日朝の遅霜が心配です。

        

ナシの株元は草を刈るだけで、耕しません。スミレがいつの間にか広がっているところがあります。穏やかな暖かい日差しの下では可憐に見えるのですが、春雷を呼ぶ黒雲の下では寒々しく見えました。