12月にナシ畑に播種したライムギが腰の高さほど伸びてきて、穂の先を見せ始めました。ライムギパンを作るわけではないので、そろそろ刈り取り時期です。
ナシ畑にライムギを蒔くのは緑肥にするためです。緑肥とはその名の通り、緑の肥料。植物を育ててそれを肥料にするもの。麦類は茎葉の有機物も多く、ライムギなど10a当たり500kg以上になるといわれます。それだけの稲わらを持ち込むのは一苦労ですが、ナシ畑の中でライムギを蒔けば運び込むエネルギーをかけずに、冬季の太陽エネルギーを有機質に固定化した究極の省エネ肥料?
麦類の地下の根は地上に伸びたと同じ深さにまで伸びて、根があった部分は地中への空気孔になります。刈り取った麦わらはひと月以上、畑の敷き藁となって有機質マルチになって土壌環境を守ります。麦につくアブラムシが天敵のテントウムシを引き寄せる「バンカープランツ」になります。
一方で、ムギが育つ段階で地中の肥料分を吸収し、本来のナシの生育に悪影響を与えるのではないか。特に春先はスタートダッシュしたいナシと養分、水分が競合してしまうではないか、という欠点も。
何事もプラスとマイナスがあります。プラスがマイナスを上回るなら利用するということでしょうが、なによりテントウムシを使いこなせるかもしれないというのが、なんとなくわくわくさせられます。
ナシ畑にライムギを蒔くのは緑肥にするためです。緑肥とはその名の通り、緑の肥料。植物を育ててそれを肥料にするもの。麦類は茎葉の有機物も多く、ライムギなど10a当たり500kg以上になるといわれます。それだけの稲わらを持ち込むのは一苦労ですが、ナシ畑の中でライムギを蒔けば運び込むエネルギーをかけずに、冬季の太陽エネルギーを有機質に固定化した究極の省エネ肥料?
麦類の地下の根は地上に伸びたと同じ深さにまで伸びて、根があった部分は地中への空気孔になります。刈り取った麦わらはひと月以上、畑の敷き藁となって有機質マルチになって土壌環境を守ります。麦につくアブラムシが天敵のテントウムシを引き寄せる「バンカープランツ」になります。
一方で、ムギが育つ段階で地中の肥料分を吸収し、本来のナシの生育に悪影響を与えるのではないか。特に春先はスタートダッシュしたいナシと養分、水分が競合してしまうではないか、という欠点も。
何事もプラスとマイナスがあります。プラスがマイナスを上回るなら利用するということでしょうが、なによりテントウムシを使いこなせるかもしれないというのが、なんとなくわくわくさせられます。