のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

無駄な交配?

2006年04月13日 | 今年の梨づくり
昨夜の雨の残り露がなかなか消えない中、なんとなくモワーッとした感じに気温が上がったので、はじめて幸水の交配をしていました。15時過ぎにはサーッと冷たい風が吹いてきたので、そこでお仕舞い。あまりの低温のためか、開花が遅れているようなのがせめてもの救いです。

花粉は黄色いのですが、そこに石松子という赤い染料のような増量剤を加えます。それを梵天につけて一花ごとにつけていきます。以前はぱたぱたと花の周辺でまき散らしていたのですが、ここ数年、ひとつの花だけにつけています。これにより摘果の際にひとつの実だけが大きくなっていて作業が効率的にできると同時に、良質な果実に生育することが期待されます。