のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

田んぼも待ったなし

2006年04月07日 | わが家の時時
寒い一日でした。こんな花冷えでも豊水などは蕾が十分膨らんできました。そろそろ交配用の蕾取りもしなければならないのですが、一方、田んぼの方も通水が始まります。その前にあぜ塗りをしなければということで、友人から機械を借りてきて冷たい東風の吹きすさぶ中、田んぼに出ていました。

あぜ塗り機はここ10年ぐらいの間に広まった機械ですが、年々改良され、第5世代ぐらいになっているようです。1ブロックで10枚ぐらいの田んぼがありますが、その中であぜ塗りをしていないのは1枚だけというくらいに普及しています。わが家のように借りてきて利用する場合もありますが、台数も増えているようです。

出始めの頃は機械を購入すると、あぜ塗り作業の委託費で一年で代金の元がとれると聞いたことがあります。1mあたり40円とか50円という高額な委託費を物語っているのですが、逆にその高水準な委託費であることから委託するよりも自前で導入してしまえということで台数が増えてきたともいえそうです。慣れてしまえば能率も上がるし、あぜ塗り以外の仕事はできない機械ですが、一台あたり50万円以上もする代物です。みんな結構無理して購入しているのでしょうねえ。