のらやま生活向上委員会 suginofarm

自然と時間を、都市と生命を、地域と環境を、家族と生きがいを分かち合うために、農業を楽しめる農家になりたいと考えています

シンデレラフルーツ

2005年11月22日 | 農のあれこれ
一昨年、わが家の長男が農業研修でお世話になった山形県高畠町の農家から西洋梨「ラ・フランス」が届きました。

秋にわが家から梨を送ったお返しという形です。初夏にはサクランボが送られてきていましたので、恐縮です。他にも長崎のビワ、瀬戸内の無農薬レモンや柑橘類、福島のモモ、リンゴなど、各地から毎年梨と交換で果物が送られてくるおつき合いができていて、幸せなことです。

「食べごろになっています。届きしだいご確認下さい」というシールが段ボール箱上部に貼られていました。お届け先で段ボール箱に入れられたまましばらく置かれ、開けてみたら果物が傷んでいたというクレームがあるのかもしれません。わが家のナシでも以前そういう経験がありましたが、やはり段ボール箱上部に「箱から取り出しお早めにお召し上がり下さい」と印刷してからはそういう話はなくなりました。こういうことも食育の一つなんでしょうか。

箱を開けると甘い匂いがあたりに漂いました。実の軸が取れやすくなるまで熟させるとおいしいと箱の中に入っていたチラシにあります。もう少し待った方が良いのかもしれません。

高畠町の作ったそのチラシには、「太陽の恵みをいっぱいにうけて童話の国からお届けします 今年もいいのができました」というコピーと一緒にお父さんとお母さんが果実の入ったざるを抱えている絵がありました。あれ?どこかで見たようなコピーとポーズだなあと思ったら、わが家のナシの段ボールに印刷してあるものとそっくりじゃないですか!お父さんが麦わら帽子を冠っているのもそのまま。わが家はウサギですけど。オイオイ、ちょっと似すぎていませんか。高畠へ3年ほど送ってきていますので、真似された?それとも誰が考えても同じようなものになるのかな?えっ?このラ・フランスでデザインを真似たことを了承しろって?

ところで、ラ・フランスの形容詞に「シンデレラフルーツ」とありました。「シンデレラフルーツ ラ・フランス」と。お姫様のような上品な果物という意味合いなのでしょうか。ちょっとイメージが伝わってこないのですが。