そこそこの放送作家・堀田延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない



タンポポ [DVD]

ジェネオン エンタテインメント


ちょっと前、渡辺謙が出演している「インセプション」を観た。
で、「渡辺謙もスゴイ俳優になったもんだなぁ~」と感慨深く思った。
そしたら、ふと渡辺謙の(ほぼ)デビュー作である伊丹十三監督の「タンポポ」を思いだした。
思えばロードショー当時、映画館で一度観たきりのような気がする。
調べたら1985年の映画だった。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の年だ。
当時の記憶では「なんだかよくわかんない映画だったなぁ~」だ。
なのでもう一度見返してみることにした。
その感想。

……
……
なんだコレは。
メチャクチャ面白いじゃないか。
こんなの1985年当時17歳の童貞だった僕には到底分かるまい。
そのぐらい大人のエスプリが効いた映画だった。
だが42歳の今観ると、絶妙に面白い。
大人の映画なのだ。
あらゆる意味で。
これは観れば分かる。
賛否両論には間違いないと思うが、僕はとても気に入った。
伊丹十三監督と言えば「お葬式」と「マルサの女」ぐらいだと高をくくっていたが、伊丹映画の最高傑作はもしかしてこの「タンポポ」なのではないか?
……と、そのぐらいの衝撃を受けた。

決してオススメしません。
好ききらいはっきり分かれると思う。
だが僕は終始爆笑していた。
「なんだこの映画!?」と、スクリーンに向かってツッコミながら。

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