そこそこの放送作家・堀田延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない



ベスト・キッド [Blu-ray]

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント


ジャッキー・チェン主演のリメイク版が公開中の「ベスト・キッド」
そちらはまだ観ていないので何とも言えないが、元祖のほうの映画がBlu-rayで発売されていたので久々に鑑賞。
1984年の映画だから、観るのはおそらく26年ぶり。
少年の日、映画館で観たときはずいぶん感動し興奮したものだが、さてどうか。
26年ぶりに観た感想。

素晴らしい。
こんなに分かりやすい青春ムービーだったとは。
転校生、イジメ、ケンカ、恋人、貧富の差、典型的悪役、もうベタな展開がてんこ盛り。
古くさいしテンポも悪いし最後の空手大会も盛り上がりきらずあっさり終わってしまうのだが、それでも十分に素晴らしい。
そこはやはり日系人俳優ノリユキ・パッド・モリタの魅力だろう。
彼が演じる沖縄生まれの日系人ミヤギに親近感を覚えるから、なおさら良い映画に感じるのだろう。
モリタはこの映画でアカデミー助演男優賞にノミネートされた。
その好演が堪能出来る。
素晴らしい。
中国人のジャッキー・チェンが演じているのとはその点が違う。
カラテは日本人が教えないと、なにやら違和感があるのだ。

ただ問題がある。
26年前から思っていたのだが、原題が「KARATE KID」なのになぜ邦題は「ベスト・キッド」なのか。
その点だけは未だに解せない。
日本でも「カラテ・キッド」で公開したほうがヒットしただろうに。
そして今回のリメイク版タイトルも「ベスト・キッド」だ。
意味が分からん。
どう考えても「カラテ・キッド」のほうがいいだろ。
そもそもベストってなんだ。
最高子供ってなんだ?
チョッキ子供か。
どこから出てきたんだ、この「ベスト」は。

星3つ。★★★
邦題が間抜けな分、1/2マイナスなのだ。

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