そこそこの放送作家・堀田延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない





久々に水槽ネタだ。
大きな動きがあった。
そう、ついにミドリイシを入れてしまったのだ。
マリンアクアリストなら誰もが目指す、ある意味到達点、ミドリイシ。
それを入れちゃった。
わりと軽率な感じで。
知りません。
どうなっても。



ほ~ら、これがミドリイシだ。
入れちゃったなぁ。
まだ申し訳程度だけど。
こちらは水槽の左側。



そしてこちらが右側。
入れちゃったよ。
ミドリイシちゃん。
一気に6個。

初めてミドリイシをちゃんと触ったが、確かに石なのだ。
カッチカチ。
ものすごく堅い。
石のように堅い。
だけど生物。
植物ではなく、どちらかというと動物。
面白い。
まさにTHEサンゴ。
水槽の中がグッと海っぽくなった。

ミドリイシ飼育に必要不可欠なカルシウムとKHの維持のため、カルシウムリアクターという装置を注文した。
それプラス、二酸化炭素のボンベ、通称「ミドポン」を酒屋で借り受けなければならない。
ハイ、もう後戻りできません。
知~らないっと。

でも、綺麗だぞ。

夜中、青いLEDの照明でうっすら光るミドリイシを見ながら、1人晩酌ってのもオツかも知れない。

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こんなことになった。



そしてこんなことにも。

冷静になると途端に悲しくなる。
僕は何をしているんだろう?
寂しさを紛らわせるための買い物かな?
完全に鉄ちゃんの遺伝子が目覚めてしまったのか?

ひと通り欲しい車両を買い漁った。
懐かしの寝台特急。
蒸気機関車。
歴代の電気機関車にディーゼル機関車。
特急ひだ。
特急北アルプス。
懐かしのキハ20系やキハ58系。
名鉄の小さな電車や箱根登山鉄道、江ノ電。

少し落ち着いた。

さて、ここから先が問題だ。

かわいい彼女が「こんな趣味やめて♡」とか言ってくれたらやめられる。

逆に言うと、それ以外やめられない。

最悪だ。


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【前回までのあらすじ】
煙草をやめて以来、缶コーヒーがまずくて飲めなくなってしまった僕。
そんなある日、偶然僕は「FIRE 挽きたて微糖」に出会う。
それは、禁煙して以来初めて美味しいと思える缶コーヒーだった。
ならば他にも美味い缶コーヒーはあるはず。
こうして、希望に打ち震えた僕は、さらなる美味い缶コーヒーを求め、孤独な旅に出ることを決意したのだった。


「第1回/美味い缶コーヒーを探し求めて」

あれから2日。
まだ「FIRE 挽きたて微糖」の衝撃が忘れられない。
あの味は一体何だったんだろう。
今となっては幻を味わったような気もする。
本当にアレは美味かったのか?
僕の勘違いだったのではないだろうか?

今日は2本の缶コーヒーを調査した。

1本目は「WONDA モーニングショット」
実は煙草を吸っていたときいちばん気に入って毎日飲んでいた銘柄だ。
飲んでみる。
……
……
うーむ、水っぽい。
なにやら水っぽくて、美味しくない。
ダメだ、ハズレだ。
あくまで個人的な感想だが。

続いて「GEORGIA ヴィンテージラベル蔵出し熟成」
最近、新発売された銘柄だ。
飲んでみる。
……
うーむ、苦い。
煤のような味がする。
コーヒーの苦みは嫌いではないが、この苦みではない。
ダメだ。
あくまで個人的な感想だが。

「FIRE 挽きたて微糖」
なぜあの銘柄だけあんなに美味かったのだろうか?

もしかしたら、あの日たまたま美味いと感じただけかも知れない。
なんだか自信がなくなってきた。

近々、もう一度「FIRE 挽きたて微糖」を飲んでみよう。

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煙草をやめて18日。
ふと思い立って、真夜中に部屋の空気清浄機の掃除をした。

僕の家には結構たくさんの空気清浄機がある。
ヘビースモーカーだったからだ。
とくに仕事部屋では多く煙草を吸うため、巨大な空気清浄機を2台置いていたし、家を建てるときあらかじめ仕事部屋の天井に換気扇をつけておいた。

で、煙草をやめた。
そこで、空気清浄機を自動運転に切り替えた。
煙草を吸っているときは24時間フルパワーで稼働させていたのだ。
換気扇も止めた。
こっちも前は24時間稼働だった。
そしたら、やけに部屋が静かになった。
パソコンの中でたまにハードディスクがカリカリ動く音が聞こえるようになった。
そっか……
前はずいぶんうるさかったんだな。

ということで、空気清浄機の掃除。

前面カバーを開けて、フィルターとかを取り出す。
真っ黒け。
ものの見事に真っ黒け。
何年分のホコリとヤニなのか?
とんでもない真っ黒け。

使い捨てのフィルターはもうダメなので、廃棄。
新しいフィルターをネットで探して注文。
5500円と7500円もする。
フィルター、高っ!

すすやホコリを綺麗に掃除機で吸い取り、洗える部品は中性洗剤でつけ置き洗い。
まずまず綺麗になったので、フィルターが届いたら組み直してまた稼働させよう。
煙草を吸わなくても室内の細かなホコリは除去したいから。

去年の年末から正月にかけた時期。
離婚に合わせて、家の中をかなり大掃除したつもりだったけど、まだまだ掃除しきれていない。
ベッドの下とか手つかずだ、そういえば。
……なんて考えていたら、もう10月。
ってことは、再び大掃除の時期はもう目の前だ。
早いな、1年。

今年、何してきたのか、イマイチ思い出せない。
2007年、何か有意義なことを僕はしたのだろうか?

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真夏の死―自選短編集
三島 由紀夫
新潮社


最近忙しかったため滞っていた読書。
ようやく三島由紀夫「真夏の死」を読み終えた。

有り体に言えば「珠玉の短編集」だ。
そんなひとことで評するには素晴らしすぎるのだけど。

非常に三島色が強い。
いわゆる「完璧な純文学」群。
エッセイなどでは砕けた文体も使う三島だが、この「真夏の死」は本気だ。
三島の本気の文学。
で、その本気さが敷居の高さにつながっているのだが、一篇一篇はやはり天才の出来映え。
何が言いたいのか分からないサラッとしたオシャレ短篇を書く作家が(とくに女流)今非常に多いが、三島の短篇はどれも人間をきちんと深くえぐっていてドキッとさせられる。
とくに僕が気に入ったのは「翼」という短篇。
若い男女の純でストイックで透明な初恋が素晴らしい視点で描かれる。
あまりに美しいので泣きそうになった。

この文庫版「真夏の死」で嬉しいのは、巻末の解説が三島由紀夫本人の手によるものだと言うことだ。
作家が自分自身の著作をあとから振り返って的確に論評しているのは珍しい。
第三者が勝手に書いた解説とは違うので、説得力がある。
この解説がいちばんの収穫かも。

こんな素晴らしい本がたった476円で買えるのだ。
くだらない映画のDVDを一泊二日でレンタルするぐらいなら、三島の小説を読んだ方が100倍有意義だ。
時間は限られているのだから、何に使うべきかしっかり考えないといけない。
そんなことを、ぼんやり考えたりする年齢になった。

早くも10月。
気付けばすぐに正月だ。
今年もあっという間に終わる。
まったく光陰矢のごとしだ。
諸行無常。
国破れて山河あり。

真夜中にボーッとテレビの「24」を見ている場合ではないのだ。

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