そこそこの放送作家・堀田延が、そこそこ真面目に、そこそこ冗談を交えつつ、そこそこの頻度で記す、そこそこのブログ。
人生そこそこでいいじゃない



バッテリー 特別編 (初回生産限定版) (あさのあつこ書き下ろし小説付)

角川エンタテインメント


原作小説も、マンガも読んだことはない。
映画で初めてこの「バッテリー」に触れた。
……という前提で。

感想。

うーむ。
分かる。
分かるよ。
たしかにいい映画だと思う。
そりゃそうなのだが、僕にはピンとは来なかった。
何というか「原作小説を脚本にする段階でミスした映画」という感じがプンプンするのだが、どうなんだろう?

たぶん、原作は相当いい物語なんだろう。
だがそれを映像に、しかもたった2時間の映画にするのは、とても難しい。
小説の要素のうち、何を残し何を捨て、小説では文字で説明できる部分を、映像では一体どう伝えるのか。
それらをかなり周到に計算しないと「小説→映画」は失敗するケースが多い。
その失敗したケースだという感じが何となくする。
いや、良くできているのだ。
見て損はない。
でも、なんか消化不良。
そんな感じ。

子役たちは頑張っている。
いや、大人の役者たちも頑張っている。
役者たちに問題はない。
監督の演出もまぁ問題ない。
やっぱり脚本だな。
何か今ひとつ消化不良だ。
中途半端。
勿体ない。

星3つ。★★★

女性はこの映画分かるのだろうか?
ちょっとした野球の知識が必要だと思うのだが。

あと、原作小説の著者、あさのあつこ氏。
浅野温子とは違うんだよね?
まさか同一人物?

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