闘神都市1/Esの方程式
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こちらもANEX86によるエミュレータープレイである。
内容的には2と似たようなもので、闘神大会で勝ち上がり、後半は怪奇なダンジョンでの冒険となる。
どちらかと言えば、後半がメインで且つ目玉ということだろう。
やたらエンカウントが多く、煩わしいのも2と同じで、このあたりはランスシリーズとは大分異なる。
これは製作年代による違いがあり、最近のゲームでは少なくなっているが、90年代から2000年代初めあたりは、無意味な繰り返しの強要は、ごく一般的だったと記憶している。
最近こんなゲームをつくったら、プレイする人間は誰もいないだろう。
Halさんも疲れ果てて箒で掃いて捨てた・・・
口直しに懐かしの「Esの方程式」をすこしばかり。
しかし、浦さんも児島さんも、もうこの世にはいないのだ。
時は流れた・・・
私立探偵の草薙は、山崎聡美と沢村人官導入計画のプロファイラー候補だったが、現在は本職探偵の涼崎の相棒となっている。
そのプロファイラー候補時代の同僚だった、山崎聡美と沢村人志が同時刻に自殺するショッキングな事件が発生した。
九頭竜川流域には「陰州枡(インスマスと読む・勿論ラブクラフトの!)」という地域があり、そこでは「雲頭(うんず)」という伝承もある・・・
製作はアボパ(アボガドパワーズ)、シナリオは大槻涼樹となっている。
内容はニューロティックサスペンスとでもいうべきか、異常心理とオカルトとの混淆であり、陰州枡のようにラブクラフトの影響も強い。
自閉症の少年「鵺野」は、山崎や沢村、更には草薙らの治療(というよりデータ集め)の対象だったが、プロファイラー候補らにはどうにも難しすぎる患者だった。
鵺野は一見少年のように見えるが、実際はとうに20歳を越えていて、手足のない人形を大事そうに抱え、常に愛撫している。
結局何もわからぬ内にプロファイラ計画そのものが中断され、草薙と鵺野の接点は途切れたように見えた。
ところが、神と奉り上げられた鵺野は、ある日突然近隣の人々と妹を殺害、妹の子宮を切り開き、胎児を取り出した。
その胎児は鵺野と妹の子だったと、後に鑑定された。
人形はあの胎児のレプリカだったようだ。
そして11年が経過したある日、草薙の元に鵺野が現れる。
彼は全ての記憶を取り戻し、病院からも退院したそうだ、
どうやら、今回の全ての事件は、この鵺野により引き起こされたらしく、草薙と涼崎は、鵺野の真実と雲頭のことを調べる為に、山陰の陰州枡に飛んだ。
資料館では、「この村は雲頭を奉ずる魚のような顔の一族と、普通の人間とが混在している」と、館長から聞かされた。
そして雲頭を祓うには、憑きもの落としの祝詞を探そうということになり、山の上の神社の額にそれはあった。
しかしそこに鵺野らが表れるが、涼崎は額に書かれた祝詞を読み上げると、あたりは業火に包まれる。
しかし、鵺野らの雲頭はなおも迫ってくるが、なんという都合の良さか、雑誌
記者がチャーターしたへりが表れ、草薙と涼崎は九死に一生を得る。
というニューロティックサスペンスとなっているが、虚実取り混ぜた豊富なデータを盛り込んだシナリオは、中々の見物である。
次回は「黒の断章」の予定