ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

「戦争は女の顔をしていない」漫画化

2019-05-09 | Weblog
 ベラルーシは今日、戦勝記念日です。75年目の解放記念日でもあります。
 もうすぐ軍事パレードが各地で始まるし、夜には花火が上げられます。
 せっかくですので、この日に漫画化された「戦争は女の顔をしていない」をご紹介します。
(教えてくださったさばさん、ありがとうございます!)

 原作者はベラルーシのノーベル賞作家スベトラーナ・アレクシエーヴィチです。
 ネット上でも第一話だけ読むことができます。
 リンク先はこちら

 私の第一印象ですが、絵柄がさわやかすぎて、原作を読んで得た私の印象とは相容れないものがありますね。
(ベラルーシ人がこれを見たら、どう思うのかなあ?)
 でも漫画から入って、文章の世界に入る日本人も多いと思います。
 原作は日本語訳されていますので、ぜひお読みください。

 今日もこの日は戦勝国のベラルーシ(当時ではソ連)がお祭りになりますが、敗戦国(日本)の人間からすると、いっしょに浮かれていいのか? と思うときもあります。
 もっとも現代ベラルーシにおける祝日の祝い方を知るにはよい日ですが。
 そしてまた、アレクシエーヴィチが著作の中に書いた戦争時代の人々の証言によって、現代人に見せてくる戦争の姿は、本当に深くて暗くて複雑です。 

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