ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

ベラルーシのコロナウイルス感染者数64万6743人。死者数5010人

2021-11-25 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2021年11月25日の書き込みです。

 ベラルーシのコロナウイルス感染者数は64万6743人になりました。1日の新規感染者数は1674人で微減です。しかし新規検査数は25684件で大幅に減りました。
 WHOはベラルーシは第四波のピークを過ぎたと発表しているのですが、そのように思えません。

 死者数は5010人です。とうとう5000人台になりました・・・。

 632470人が回復しました。

 1029万件を越える検査数となりました。

 270万人がすでに2回目のワクチン接種を終えましたが、これは全人口の28%です。
 なかなか1%増えるのに日数がかかっています。政府としては60%を目指していますが、このペースだと、単純計算であと8ヶ月はかかります。
 夏になってしまいますね・・・。

 ところで、毎年受けているインフルエンザの予防接種を受けました。
 近くの診療所から職場まで来てくれて集団予防接種を受けられます。
 今年は人手不足なので、事前に希望者数を連絡したときに、5人以下だったら職場には来ませんからね、と診療所から言われていました。
 幸い9人希望者がいたので、集団予防接種(公務員枠で無料)を受けられました。
 毎年2人1組でワクチンを運んできてくれているのですが、今年は1人だけでした。
「今日は3箇所回る。」と話していました。接種する側も大変ですね。

 ワクチンはいつも中国製だったのですが、今年はロシア製。コロナのワクチン接種後(つまり抗体がある状態)で、インフルエンザの予防接種をしたらどうなるか心配していましたが、やはり数名に副反応が出ました。
 私が一番きつかったのですが、どうもロシア製のワクチンは日本人の体質に合っていないことが分かりました。
 毎年中国製の予防接種を受けて、副反応が全くなかったのに、今年はロシア製の予防接種を受けて、頭痛、左腕、左肩、左足が痛くなりました。でもすぐによくなりました。
 あとは予防接種が効いてくれることを祈るだけ。ワクチンなんて効果ないというベラルーシ人も多いですが、日本語の授業に来る生徒に対する義務も果たしたと思いました。


 

2021年11月25日、難民帰国便フライト中止。デモ集会

2021-11-25 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2021年11月25日、予定されていたイラク難民の帰国便が突然フライト中止となりました。
 約100人の帰国希望者がいたのですが・・・結局ベラルーシ国内に難民がとどまっています。

 物流センターに収容されている難民が、ポーランドに対して入国を求めるよう、国境地帯でデモ集会を開きました。
 この人達はあくまで物流センターは仮住まいで、やはりポーランドに入国する機会をまだうかがっているということですね。だから帰国便が用意されても帰国しようとしないわけです。
 デモ集会では、紙に英語で「自由を」「イラクに帰りたくない」「よりよい生活が必要」などといったフレーズをボールペンで書いて目立つように掲げています。いかにもA4サイズの紙とボールペンしかないといった様相のプラカードです。

 一方でクルド人難民700人が帰国を希望しているという報道もあります。


 EUはベラルーシ国内の難民が(EU圏内に入ってこないように)支援すると表明しましたが、今日、ベラルーシ外務省は、現時点では何の支援も受け取っていないと述べました。

 エストニアが60人の軍人をポーランドに送り、対ベラルーシ国境地帯を警備する手助けを始めました。


 ベラルーシ大統領は野党に対して国内の不安定化を再び画策していると発言しました。