ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

サイトのご紹介「島薗進・宗教学とその周辺」

2012-12-27 | 放射能関連情報
 「島薗進・宗教学とその周辺」というサイトをご紹介します。

http://shimazono.spinavi.net/


 内容がとても濃いので、私自身もまだ全て読めたわけではないのですが、注目してほしいのはチェルノブイリ原発事故のときに、「生涯70年間に35レム(350mSv)までの被曝は許容される」という説を唱えた当時のソ連医学アカデミー副総裁の考えが、福島第一原発事故後の日本にも受け継がれているということです。
 1ミリシーベルトでも危険だ、とする学者もいれば、350倍でも大丈夫、移住しなくても「きれいな」食品さえあげておけば住むことができる、という学者もいるわけです。
 同じ頭のいい人でもこれだけ見解が異なるのです。
 その理由はいろいろあると思うのですが、結局放射能被曝の実態や根拠や標準にするべき数値・・・などはまだまだ未定の部分が多いということです。世界的な見解が一致していません。
 このようなあやふやな状況のまま、原発事故が起きて被曝し、どうしたらいいのかちゃんとした手立ても方針も示されません。時間がばかりが過ぎ、また被曝をしてしまいます。

 とにかくチェルノブイリから日本へこのような系譜がつながってほしくないです。