ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

食と放射能をテーマにした本

2011-09-30 | 放射能関連情報
 9月30日に主婦と生活社から「今ある放射能を消す食事」という本が出版されました。
 詳しくはこちらのアマゾンのページをご覧ください。


http://www.amazon.co.jp/%E4%BB%8A%E3%81%82%E3%82%8B%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E3%82%92%E6%B6%88%E3%81%99%E9%A3%9F%E4%BA%8B-%E9%87%91%E8%B0%B7-%E7%AF%80%E5%AD%90/dp/4391140969


 監修者は浜松大学健康栄養学科の金谷節子教授です。
 私は大したお手伝いはしていないのですが、名前がベラルーシからのデータ提供、ということで掲載されています。

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 クレヨンハウスから出版された「わが子からはじまる 食べ物と放射能のはなし」についてもご紹介します。

http://www.amazon.co.jp/わが子からはじまる-食べものと放射能のはなし-クレヨンハウスブックレット-安田節子/dp/4861011965/ref=zg_bs_2133648051_5


 内容についてですが、47ページにベラルーシの部屋ブログのことが紹介されています。それはありがたいのですが、
「そこ(ベラルーシの部屋ブログ)では、放射能を葉や根から吸収しにくい野菜から、順に吸収しやすい野菜までを色分けにして示しています(現在、この図は掲載されていません)。」
とありますが、ベラルーシの部屋ブログでは、このような図を掲載(公開)したことはありません。

 51ページには
「セシウムの体内被曝を受けた子どもに、お医者さんが『ビタペクト』という薬を処方していました。」
とありますが、ビタペクトは薬ではありません。
 食物繊維(ペクチン)に各種ビタミン類、ミネラル類を配合したサプリメントです。
 読者の皆さん、間違えないようにしてくださいね。

 クレヨンハウスからの連絡によりますと、この本は重版されることになっており、そのときに以上の箇所について改訂されるそうです。

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 放射能と食事をテーマにした本が今たくさん出版されています。
 これはつまり放射能のことを心配されている日本人が増えてきた、ということだと思います。
 「悲しい世の中になってしまった。」
と思われる日本人もいるかもしれません。確かにそうです。
 しかし、25年前のベラルーシにはこんなことをテーマにした本は全く売られていませんでした。
 それに比べれば、日本はそのような情報を手に入れやすい環境にあるということですから、いいことなのだと思います。また日本人の多くが食を通じての放射能対策に関心が高いという証拠だと思います。このような意識の高まりが大事だと思います。
  
 いろいろな本を読み比べてみてください。そしてただ読むだけではなく書籍を通じて紹介されている方法を生活の中に取り入れてください。実行するほうがしないより、ずっといいと思います。

 個人的にはペクチンといった食物繊維の効用が書籍の世界を通じて日本にも広まってきていてうれしいです。放射能に対して簡単に白旗を揚げてあきらめる、ということは日本人はしないでください。
 
 
 



ベラルーシの書籍で紹介されました

2011-09-30 | 日本文化情報センター
 ベラルーシラジオが創設85周年を記念して出版した本「Беларесь у асобах」(日本語訳にすると「ベラルーシ・独特な人々」)にて日本文化情報センターが紹介されました。

 出版社は「パチャトコヴァヤ・シコーラ」。編者は長年ベラルーシラジオで働いてきたジャーナリスト、ヴァリャンツィーナ・ステリマフさんです。
 今までベラルーシラジオに登場したゲストの中から50人が選ばれ、この本の中でインタビュー記事が紹介されています。私も2010年1月1日にステリマフさんの番組に出演させていただいたのですが、この50人の一人に選ばれ、写真とともに掲載されました。
 他の方は指揮者、消防士、画家、俳優、軍人、フェンシングのチャンピオン、車両の産業デザイナー、スキーヤー、民族舞踊家、物理学者、彫刻家など多種多様などです。
 その中で外国人であるにもかかわらず、選ばれたことは光栄です。
 今までチロ基金、日本文化情報センターで活動して来たことがベラルーシでも認められてきたのだと実感しています。それも日本人の方々が支えてきてくれたおかげです。