自然日誌 たかつき

自然についての問わず語りです。

乙女高原 6

2020年11月18日 | 研究など research
こういう違いはなぜ生じたのでしょうか。そのポイントは成長点の位置の違いにありそうです。双子葉植物は成長点が芽の先端にありますが、イネ科は節の部分にあります。このため地上10cmくらいで茎を切ると、多くの双子葉植物では成長点を失って致命的になります。
上:双子葉、下:イネ科。赤点は成長点。赤線は刈り取り位置。

双子葉植物の中でも不定芽といって茎に成長点を潜ませていて、再生できるものもありますが、それでも本来の大きさにはなりません。これに対してイネ科では地面の近くに節を持っていてそこから葉を出すので、その上で切り取られても、問題なく再生できます。

不定芽で再生したクガイソウ


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