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自然日誌 たかつき

自然についての問わず語りです。

ニワトリ

2018年10月29日 | 博物館
それからニワトリも作りました。

こちらは初めの方から撮影しました。ザクザクと形を整えます。かなりいい加減です。



もう少し丁寧に頭や尾の形を整えて行きます。この段階ではハトにも見えます。



羊と違って難しかったのは、足です。なんと言ってもニワトリは2本足ですから、これが立つようにするのはやさしくありません。アルミ針金を3本用意して1本は脚の部分を螺旋状に巻きつけます。それを胴体に差し込んで、粘土をつけます。もちろん実際の足よりも指が長くなっています。そうでないと立ちません。そして胴体の方を動かせて安定する角度を見つけます。
 トサカをつけるとどうみてもニワトリ、もうハトには見えません。もっともこの少し前の段階でも胴体に粘土をつけてニワトリらしくなってはいませいたが・・・。やはりハトは胸が大きく、ニワトリはお腹が大きいのです。



それから色をつけますが、まずベースになるオレンジ色を塗ります。



それから茶色、こげ茶色で羽を塗って行きます。



それから足を黄色に塗り、だいたい出来上がりです。
紙粘土は継ぎ足すことも、削ることもできて、やり直しが効くので、気楽さがあります。一日、少しずつ完成に近づくのは楽しいものです。



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ヒツジ

2018年10月28日 | 博物館
博物館の展示用にヒツジの模型を作りました。
作るプロセスを撮影しました。一番最初のところは写真がないのですが、ヒツジらしくなったところから。



プロポーションを考えて、胴体を作り、足をつけ、首に頭の形を整えます。そして耳は最後につけます。



それから同じようにして子羊を作りました。おもしろいもので、普通に作ったら子鹿になりました。何が違うかなと思って写真を見比べたら、羊の耳はやや垂れて下を向いています。そうすると子羊になりました。



この子羊は首を曲げました。2匹ができたとき、いろいろ並べてみましたが、子羊が母羊を見ているな角度にするとぴったりでした。並べ方で雰囲気が全然違うものです。



そのあと彩色をして完成です。毛のモフモフした感じを彫り込んでいたので、ごく薄い茶色を塗ったら、それが隙間に染み込んで「羊毛」のようになりました。

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模型

2018年10月20日 | 博物館
麻布大学いのちの博物館で次の展示の準備を始めました。それはアニマルウェルフェア(動物福祉)についてのもので、飼育されている家畜や家禽の飼育条件をよくするにはどうすれば良いかをテーマとします。
それでヒツジの模型を作ることにしました。
はじめにオトナのヒツジを作りました。胴体にする楕円の塊に針金で4本の足をつけ、あとは徐々に形を整えて行きました。耳などは最後の段階でつけます。



1匹ではさみしいと思い、子羊も作ることにしました。少し学習して、胴体に足を刺すのではなく背骨と、そこから針金を伸ばすようにして「骨格」を準備してから粘土をくっつけて行くことにしました。この方が全体のバランスや立てたときの安定感はよいようでした。



2匹をいろいろ並べて見ました。2匹の角度によって雰囲気が全然違うのは意外でした。最終的には子羊が親羊の方を向く角度のすると収まりがよいことがわかりました。



それから絵の具で色をつけて完成しました。黒は単純でしたが、胴体の「白い」部分は薄茶色の絵の具をごく薄くして塗りました。粘土にモフモフした羊毛の感じを出すくぼみをつけていたので、絵の具がそこに入り、本当のヒツジのような感じが出ました。



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モンゴルの花7

2018年09月13日 | 博物館

Astragalus


Allium


Astragalus


ウンラン
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モンゴル11 羊の解体と子供

2018年08月20日 | 博物館
ヒツジの解体をしているあいだ、小学1年生の男の子がよってきて、解体されるのを見ていた。特に驚くでもなく、怖そうでもなく、かといって喜んでいるわけでもなさそうだった。
 魚の処理なら見慣れている私たちは、哺乳類の解体というと特別なことだと思う。私は仕事柄たくさんのシカの解体をしたが、その時はかなりの緊張感があり、終わるとドッと疲れが出る。命に大小はないと言っても、ネズミとシカではインパクトが全く違う。大きい動物には大きい命があるように感じる。これは理屈ではなく直感的なことだ。そして、ネズミとカブトムシではさらに違う。昆虫は外骨格だから、死んでも変形しない。だから死んだからさまがわりということはあまりない。だが小さくてもネズミは哺乳類だから、解剖するときにはやはり、一種の緊張があり、学生の実習などでも学生は通常とは違う心理状態になる。
 それはごく自然のことだと思うが、モンゴルにおいてはどうやらヒツジの解体はさほど特別なことではないらしい。思えばここで生きるということはこうしてヒツジを時々処理することで成り立っているのだから、ごく日常的なことであるに違いない。ヒツジの処理は日本人の魚の処理とさほど違いはないのではないか。モンゴル人はそれを子供の時から眺めて大きくなる。
 この子の心の中のことはわからない。でも、日常的にヒツジやヤギをみて、しばしば一緒に遊んだりしているはずだ。母羊が子羊にミルクを飲ませるのも、草を食べて、糞をすることも、メエメエ言ってときには喧嘩することも見ている。そういうヒツジが殺されて、処理されるのだから、心に何も生まれないということはあり得ないだろう。あるいはかわいそうだとか、悲しいと思うかもしれない。もう少しものを考えるようになれば、自分たちが生きるためには仕方のないことだと納得するかもしれない。大人がそういう会話をするのを聞いて、そのように思うようになるのかもしれない。
 いずれにしても、この子は何度となくこういう光景を見ているはずだ。そして命とは何か、生きるとはどういうことかを、はっきりとした形ではないにせよ思うのだと思う。日本のマンションで育つ子供にはそういう体験はありえない。


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作品

2018年07月28日 | 博物館

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子どもたちの表情

2018年07月28日 | 博物館

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夏休み子ども教室

2018年07月28日 | 博物館
7月24-26日、麻布大学いのちの博物館で小学生を対象とした夏休み子ども教室をしました。子供達の真剣な眼差し、ユニークなスケッチ作品を見れば、あれこれの評価は無用であることがわかります。

スケッチする子供達

(写真の公開は了解を得ています)もっとみる

子供ならではの作品ができました。

もっと見る

 小学生に解説をしていると、自分の言葉が子供の心に入って行くようで、まさに「語れば応える」が実感できます。スケッチの仕方や動物の見方をアドバイスすると、驚くほどの効果がみられます。自分は大学の先生より、小学校の先生の方が向いていたかな、と思うくらいです。



 アオダイショウの骨の説明をする時、南米でアナコンダにおばあさんが食べられた話をしました。その時はホワイトボードにヘビの頭を描いて大きく開けた口に丸い人の頭だけを描いておきました。その後、感想文を書いてもらっているときに、人の顔に目や口を描き、体も描き加えて、男の子にしました。そうしたら子どもたちが目ざとく見つけて、笑顔が見られました。それを見て一人の子が「さっき、おばあさんって言ったのに」と言いました。そこで男の子の頭の上に丸い髪の塊りを描き、口の脇にほうれい線を引きました。それから半ズボンをスカートにしました。子どもたちは大喜びでした。
 落書きが得意なのもこういうときは役に立つものです。


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那須9 休憩コーナー

2018年07月26日 | 博物館


私が印象付けられたのは、展示室の一角にソファーがあり、粗く板を渡したようなテーブルがあり、シカの角が置いてある休憩コーナーがあったことです。外が緑であるということもありますが、のんびりしたくつろげる空間で、こういうところでゆったりとするのは贅沢な時間だと思いました。
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アファンのフクロウの食べ物

2018年06月22日 | 博物館
先日、アファンの森でフクロウの巣材を持ち帰ったという報告をしました。

その材料を毎日、分析して、結果が出たので、報告しました。


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