自民党の総裁選に出馬される方々の中で、元首相の息子がいろいろマスコミに取り上げられるなどして目立っています。どっかの新聞記者が「知的水準が低い」という文言を質問の中でストレートにぶつけましたが、件の候補が知的水準が低いか高いかを置いておくとしていろいろ気になることはあります。
実は桑名市の市長選でもかつて同様の構図が見られました。今の前の市長さんですが、とても若くして市長になられたので多くの市民は市政が刷新されると期待しました。でも実はその市長さんはお父さんの地盤を引き継いで当選したに過ぎず、支持者は昔ながらの土建屋などが中心で言わば桑名市の一番古くて腐った集団が支えているという構図でした。
心配した通り市政は刷新されず特定の人たちが利益をむさぼるという構図は変わらないどころかますますひどくなっていき、前市長の市政末期には毎月のように市の関係者が逮捕されるという事態に陥ってしまいました。現市長はその負の遺産をたくさんひきずってのスタートでしたからさぞかし大変だったでしょう。
元首相の息子の場合は、昔の首相たちが推薦人集めやらで暗躍しているようですが、仮に首相になった場合でその老人達の意向に沿わなければやっていけないでしょう。そうなると桑名のケースと全く同じ構図になります。口でいくら自分は若いと言ったり周りに有能なスタッフで支えてもらうと言ってもそれは単なるお飾り。「桑名ケース」に陥る可能性が高いのでは。
同感ですね。
世襲というものは、じばん、かんばん、かばんを親から引き継ぎ、労無くして支援者から票田を獲得し、国政に参画できます。
さらにテレビでも取り上げられているように、金も十分にあるから選挙対策費も万全です。
私個人は、政治家たる者、裸一貫からたたき上げ、庶民の苦悩も味わいながら、ゼロからイチを生み出す苦労と艱難辛苦を舐めた者でなければ、本当の国民の生活苦の何たるかなどわかるわけがないと思っています。
政治家は公務員と同じように、国民の踏み台となって奉仕する者だと思います。
商売やってる私が言うもなんですが、財界も財界です。一部の利権誘導や税制改正など有利な方向へもっていくために献金というギブテイを行うという腐れ縁です。
だから変革もないし、日本の競争力は低迷するばかりなんです。
日本が変わるためには、まず、世襲を禁止すること、企業献金を禁止すること、金のかかる政治を止めること、国民の血税の使い道を政治の世界だけは特別、領収書不要などという制度は禁止し、全部ガラス張りにすること。
そして、首相は国民が直接選べる投票制にすること。
最高裁裁判官の審査よりも、むしろ首相を審査し罷免させるか続投させるかのほうがよっぽど重要だと思います。
政権与党の総裁が誰になるかでテレビでは注目されてますが、次元が低すぎますし、問題の本質を追求する番組は1つも無いです。
今のままでは、ますます日本は落ちぶれ、競争力を落とし、経済も何もかも縮小凋落し続けていくでしょうね。今のような政治は決して変わることはありません。
日本人の国民性がそうさせるのかわかりませんが、欧米諸国と比較しても、あまりにおとなしすぎます。政治への関心が薄く、投票率があまりに貧相すぎです。
島国という独特の長き政権委譲主義というか、変化を嫌い安定を好む志向性というのか、それは民によるクーデターが1度も起きたことのない日本ゆえの独特のものかもしれません。どうせ日本は変わらない。。
今の政権に任せておけばいいのだ。。
安定が一番、選挙に行っても自分らの生活は何も変わらない・・、
そしてまた幾度となく腐敗政治が懲りもせずに続くのです。教訓に学ばない国、日本。テレビを見ていて本当にため息しか出ませんね。