リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

今年も飛行館

2024年08月28日 09時38分59秒 | 日々のこと

今年も行ってきました。河口湖飛行館です。今年は台風が近づいていますので、たどり着けるか心配でしたが台風の進路が予想とは大幅に変わりかつ速度が極端に遅くなったので大丈夫でした。

今年の目玉は4年程前からレストアが続けられている偵察機彩雲がエンジンを装着されたことです。あの「我に追いつくグラマンなし」の彩雲ですね。

エンジンは中川良一氏が設計した2000馬力級の誉エンジンですが、レストアのもとになった機体のエンジンは損傷が激しく、飛行館に保管されている別の3つのエンジンから「いいとこどり」してきれいなものをくみ上げたそうです。上の写真に写っていますがそれはもう美しく立派なものです。駆動は無理なんでしょうかねぇ。

今年はなぜか訪問者が例年に比べて激増しているそうです。私が訪問した前日は人であふれかえっていたそうです。

この写真は以前から展示されているゼロ戦のタイヤです。タイヤには製造メーカー名が刻印されているものですが、このタイヤを子細に見てみるとやはりありました。今まで全然気が付きませんでした。

「横濵護謨製造」とあるのがわかりますか?多分今のヨコハマタイヤですよね。製造年も刻印されていて昭和19年11月とありました。ちなみに私のミニもヨコハマブルーアースというタイヤを履いています。

来年の彩雲の展示が楽しみです。最終的には主翼の復元も行い完全な機体にするそうです。


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2 コメント

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Unknown (やまねこ)
2024-08-28 12:36:02
こんにちは、
いやあ、行って来られたのですか。
楽しみなプロジェクトだと思います。
でも、エンジン始動でき、さらにデモ飛行がきれば最高なんですけどねえ。
ですが、実際飛行させるとなると、航空当局の耐空検査だの何だのと、日本の国土交通省航空局の書類が満載で必須でしょうし、さらに、誰が操縦できるのかという問題もあるでしょう。なにせアメリカのセスナ機やパイパー機の高性能単発機以上の2000馬力近い性能の大径プロペラ機。
現実的には、エンジンが始動できれば良しで終わりでしょうか・・・・、
いずれにしても、完成が待ち遠しいものです。
私も含め、大戦機に対する思いは格別なものがあります。
私が昔、ハワイで飛行機を借り、パールハーバー上空を飛行した時に、戦艦ミズーリを眼下に、何とも言えないものが胸に込み上げました。
帰国の便の窓から見える、はるか太平洋の海原を見ながら、心の底から頭を下げたものでした。
記録と伝承、大戦機の復元と保存ということには、大いなる意義を思います。
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re (nakagawa)
2024-08-29 14:01:29
彩雲の復元完了は2030年とされているのでこれからも楽しみです。でも両主翼を復元すると展示スペースが足りなくなります。新しい展示スペースを作るのでしょうか。それまでは、もちろんそれ以降も館長の原田さんにはお元気でご活躍してほしいと思います。
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