リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

BWV1006a (23)

2024年09月12日 17時12分17秒 | 音楽系

今回からジグに入ります。いちばん最後の曲に移ったのでキセルをしたみたいですがそんなことはありません。

プレリュードでは3コースを半音上げましたが、本組曲では全曲を通してシ♭で行きます。

ヴァイスのジグではあまり多くないタイプのリズム構造です。厳密に調べたわけではありませんがヴァイスの場合は6/8のジグだと8分音符主体の急速な曲が多い感じがします。

このジグは16分が主体ですので、そんなに急速にひかず流れるように弾くべきです。音符の流れが相変わらずリュートのツボにはまっておらず、ものすごく難しいというわけではないですが何となく普段はあまり使わない音のつながりが多いです。バッハは大体こんなもんです。

5小節目、6小節目の後半が少し弾きにくいですが、バスのシ♭を12コースで弾くという手も考えられますがちょっと音が弱々しくなるので、7コースの3フレットでしっかりとした音を出したいものです。