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リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

竹内まりやはどうして英語の歌がうまいのか(1)

2023年07月02日 13時52分52秒 | 音楽系
竹内まりやは現在68歳ですが活動は旺盛ですし、声の衰えもほとんどありません。最近もテレビワイドショー「大下容子ワイド!スクランブル」のオープニングテーマ曲を書き下ろし4月から放送されています。前の曲よりずっと高級感が増した感じです。

彼女は英語混じりの歌詞や英語だけの曲もたくさん歌っていますが、とても英語の発音が素晴らしいです。日本人が英語の歌を歌うとき、全く英語になっていなかったり部分的に英語に聞こえるという場合があるというのがほとんどです。

私はリュートソングをよく伴奏しますが、バーゼルで一緒に活動していたネイティブのマークの場合だと当然ながら完璧な英語で、打ち所がありませんでした。一方日本人の伴奏をするときはかなり「指導」します(というか「指導」せざるを得ない)がなかなか大変です。何度もやってみてもどうしても指導漏れが出たり指導とは違う発音が出てしまうことが多々あります。あとで録音を聴くと、ああ、ここもちょっとなんとかなならんかったかなーなんて箇所が散見されます。英語をきちんと勉強していない人の限界みたいなものを感じてどっと疲れます。

竹内まりやの英語はそういうところが全くありません。どういう経歴なのか調べてみましたら、島根県の県立大社高校(進学校です)に入り2年生のときにAFSの交換留学生でイリノイ州の高校で1年間勉強しています。そして慶應の文学部で英米文学を専攻したそうです。