リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

弦を注文する

2021年09月25日 19時38分05秒 | 音楽系
リュートの弦は残念ながら日本製がないし、そもそも日本で売っていません。(少しくらいは手には入りますが)いつもネットで注文する訳ですが、今回もGamut, Aquila, String by mail各社に注文しました。

String by mail社はSavarezのカーボン弦(KF弦)を購入するときにいつも使いますが、ここは対応が早く、送付も手紙みたいに封筒に入れて送ってくれるので送料が安いです。

今回はガット弦は購入しませんでしたが、今年後半にいくつか予定されているコンサートに備えてナイロン弦、ナイルガット弦、ローデドナイル弦をAquila, Gamut両者に注文しました。現在テオルボのミッドレンジまでガットを使っていますので、ガットでコンサートをやってもいいのですが、まぁ念のために安定の合成樹脂弦です。

昨今は航空貨物運賃が上がっているらしいですが、それにしてもGamut社(アメリカ)の送料がバカ高かったのには驚きました。それに最初から関税が加えられていました。これってまさか日本に入ってくるときにまた関税ということにはならないんでしょうね?

Aquila社はちょっと対応が遅いのが玉に瑕です。なかなか総合計を送ってくれません。なんでも古楽系の弦はオンデマンドのものがあるらしく、注文品を全て作り上げてから正式な請求書が来るらしいです。前回ガット弦(撥弦楽器専用のHLタイプ)を購入したときもそういやそんな感じでした。私がAquilaに注文したのは合成樹脂弦ですが、それでも生産に3日くらいはかかるとありました。もうそろそろできあがる頃だとは思いますが。