リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

桑名六華苑コンサートシリーズその1

2009年04月19日 21時56分52秒 | 音楽系
今日は桑名六華苑でコンサートでした。六華苑に「進出」して今年ではや4年目です。ことしは年4回のシリーズで行うことになりました。もっとも年4回とも同じメンバーでは聴きにいらっしゃる方もさすがに飽きるでしょうから、私が企画プロデュースするコンサートが年4回ということです。

昨年も春にソロコンサートを行いまして、大変いい天候にめぐまれましたが、今年も本当に天気で、なんか最近私は晴れ男です。

今年の第1回目にあたるのが、今日のコンサートで、ソプラノ、アルト・リコーダー、ヴィオラ・ダ・ガンバ、アーチ・リュートという編成です。ヴィオラ・ダ・ガンバだけはいままでとは別の方でしたが、他のメンバーはいつもと同じです。

今回のコンサートは、イギリスの作品だけでプログラムを組んでみました。曲目は次のとおりです。

1.蜂が蜜を吸うところで  Where the bee sucks
ロバート・ジョンソン(?-1633)作曲(ジョン・ウィルソン編曲)

2.私は愛する人の涙を見た I saw my lady weep
ジョン・ダウランド(1562-1626)作曲

3.グラウンドによるディヴィジョン A Division on a Ground
ジョン・バニスター(1625-1679)作曲

4.グラウンドによるディヴィジョン A Division on a Ground
クリストファー・シンプソン(1605頃-1669)作曲

5.去れ、夜ごとの悩みよ Goe nightly cares
ジョン・ダウランド(1562-1626)作曲

6.しばしの間の音楽 Musick for a while
7.薔薇よりも甘く Sweeter than Roses
ヘンリー・パーセル(1659-1695)作曲

8.涙の乗車券 Ticket to Ride
ジョン・レノン(1940-1980)作曲

最後のジョン・レノンが異色ですが、バロック的な手法とモダンなハーモニーでもって私が編曲しました。自分でいうのも何ですが、なかなかきれいに響いていましたよ。(笑)

このシリーズ、次回は5月17日です。お時間がある方は、重要文化財の明治建築、庭園を見がてら聴きにきてみたはいかがでしょうか。なお、コンサートの詳細はホームページをご覧下さい。