そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

今年も咲いたオオボウシバナ

2009年07月08日 | 6~8月の草木
オオボウシバナ、タネを頂いて今年で3代目です。

ふわふわとしたやわらかな花びらが、朝の風に揺れて・・・


後姿も捨てがたい魅力があります。



発芽率はあまりよくないようで、ご近所にさしあげたものは芽が出なかったようです。

詳しい説明など、興味がおありの方は、こちらに過去記事がありますので、どうぞご覧下さいね。



ところで、これ何の花かおわかりでしょうか?

よく似たものが色々ありますが、これはネズミモチです。

その名のとおり、ねずみ色の実がたくさん群れて実りますね。

花も群れて咲き、小さいし高い所に咲くので、よく見たことがありませんでした。


手の足りる所のをちょっと頂いて写してみたら、案外可愛いのでビックリ!
モクセイ科だというので、これまた驚きました。
詳しくはこちらで



そうそう、昨夜は七夕さまでしたね。
そして満月!
ちょっと珍しい巡り合せではないかしら?

すぐに曇ってしまいましたが、ちらっと顔を見せたお月さま。

なんだかとても明るく感じました。




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美山の旅・最終回

2009年07月06日 | 本の紹介・その他いろいろ
これは、道の駅の端っこの土手にあったものです。
上のと、下のとがL字型になっていて、カカシの展覧会みたいでした。


これは、茅葺きの民家を集めた「かやぶきの里」という所にありました。
「ん? 何で今ごろコイのぼりなん?」
と思ってよく見ると、なんと「アユのぼり」ではありませんか!


美山はアユのおいしい所として有名なんです。
今はアユ釣りのシーズン!
それで、こんな工夫をしたのでしょうね

横に並んで、風になびいているので、なかなかうまく写せませんでした。
アユだって判ります?



ここからは、二日目に帰る前に足をのばした京都大学・芦生(あしう)演習林で見たものです。
と言っても、中に入るには私の脚では無理なので、ほんの入り口のところを覗いただけですが・・・


これは川の土手の木に絡み付いて茂っていた「イワガラミ」
">
名前は、帰ってきてから、この森のガイドをされている「森の苔さん」こと藤山さんに教えていただきました。

ツルアジサイによく似ていますが、ツルアジサイは装飾花が4枚で、イワガラミは、ご覧のように一枚しかありません。
ちょっと珍しいと思いました。

まんなかでモワモワしているのが、本当の花です。



上の段左は、何か蔓性植物の実です。こんな実の付き方って面白いです♪
直径は5ミリくらいでした。

その横の白いキノコは、キクラゲのような感じでした。
名前を某掲示板でたずねてみたら、キシメジ科のヌメリツバタケモドキの幼菌ではないかとのことですが、アミヒダタケでは? シロホウライタケでは? と色々な意見が出ました。

下の段左は、何かトンボのヤゴの抜け殻。

右は、これだけ少し離れた場所で見つけましたが、オニグルミの若い実です。
この中に、あのゴツゴツしたクルミの殻が出来ていくなんて、考えられないですね。


最後は、昆虫です。

左は、ハンミョウ。
近づくとふわりと前のほうに飛ぶので、道案内をしているようだということで「ミチオシエ」とも呼ばれますね。
色がカラフルで大好きなムシですが、山道でないと出会えないのです。
うれしかった

右のチョウはアカタテハです。


芦生の森は、奥に入ればクマも出るような本格的な森です。
ちょっと入り口を覗かせてもらっただけでも、こんなにいろいろなものを見れて、とても楽しかったです。

この後は、とても車から出られないような雨が降りだしました。
雨のおかげで帰りの道は暑くなくて助かったし、前夜は晴れて、ホタルや星が見れたし、なかなかお天気には恵まれた旅でした。


長々と見てくださってありがとうございました



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美山の旅・その2

2009年07月03日 | 本の紹介・その他いろいろ
辺りが少し明るくなってくると、霧が湧き出すように流れました。 
この辺りの道路には「霧に注意」の看板がたくさん立っています。


しばらくして霧が晴れたころ、私は朝露を写しに川の方へいきました。
そのときに見た風景です。


雨不足で水量の減ってしまった川のそばに、取り残された、少し大きな水たまり。

水が増えると、ここも川の中に。



ボリジの入り口には、ギンスジツユクサが咲いていました。

「これはちょっと珍しいと思います」と、2年前に私が泊まった時に言ったのを、オーナーの田中さんが覚えていてくださり、抜かずに残して下さっていたそうです。

とてもうれしかったです♪


近くの木のてっぺんで、テリトリーの見張りをしているトンビを発見。

カメラを向けると、すぐに感じて逃げるとのことだったので、はるか彼方にいるのを望遠で狙ってみました。

残念なことにピントは木の葉に合ってるようですね



見上げた山峡の空は小さくて、それでも夏の雲が行き交っています。

透けて見えているのはネムノキの葉です。

もう数日で咲き始めそうでしたが、まだツボミが固くて残念でした。



2年前には、やんちゃで大変だった子猫ちゃんも、すっかり大人になりました。

暑くなってくると、車の下が指定席。

この隣にはうちの車が並んで止めてあるのですが、不思議と飼い主の車の下に休んでいます。
ちゃんと判るのですね~~


他のワンコやニャンコもみんな元気でしたが、さすがに年をとったなあと感じました。
それに比べてオーナーさんご夫妻の若々しいこと!
とてもうらやましかったです。


他にも、途中で見かけた面白風景などありますが、長くなるのでまた月曜にでもUPします。



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久しぶりの美山です

2009年07月01日 | 水滴・凍露
泊まったのは、お馴染みのペンション「ボリジ」です。

山に囲まれ、お花がいっぱい、敷地のはずれには、ゆったりと由良川が流れていてホタルが飛びます。

この写真は、ホタルのともしびです。
ハートの形をしていて、見ると幸せになりそうですよ!

暗い川面の上に光を写して、滑るように飛んでいくホタル。
写真に写せないのが残念ですが、ご想像いただけるとうれしいです。


< 川面ゆく ほたる三つ四つ 星月夜 >

< 満天の星とホタルを包む闇 >




涼しいのでぐっすり眠り、ふと目覚めるともう夜明けの光が・・・

4時55分です。



この時間の草むらは露の宝箱のはずです。
さあ、行ってみましょう!


雨が降らなくて、川岸の石は白く乾いていても、やっぱり朝露が降りていました。


まず目に付いたのは、あこがれの“抜け殻に付いた水滴”  

まだちょっと暗いけど写るかな?

おお、ちょっとブレてるけど写りました♪


お花にも








葉っぱにも




これは、水滴がビッシリ付いている葉っぱを下から見上げてみました。




それでは、他の写真はまた金曜日に載せます。よかったら見に来てくださいね


前回は2年前の同じ時期に泊まっています。
そのときの記事はこちらです




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