長生きされた方の七回忌の集いなら、親族の方々が、故人のご存命中のあれこれを懐かしんで和やかに集いをもたれることでしょう。
ですが、今日の七回忌は,
各地で特別な想いで過された方が多いのではないかと思います。
数日前のツイッターに、こんなつぶやきがありました。
「3月11日は忘れてはいけな日ですって?! 冗談じゃないですよ。私たちは忘れたくても忘れられなくて、こんなに苦しみ悲しんでいるというのに」と。
この方のお気持ち、解るような気がするのです。
実は私も60年ほど前に、大切な人を突然に亡くしました。
そのころ私は高校三年生。
受験直前ので、毎日イライラしていました
ある日、些細なことで喧嘩になり、私は腹立ち紛れに
「もうあんたの顔なんか、2度と見たくないよ!」と大きな声で言いました。
その人は、その晩に事故で亡くなったのです。
そんな別れがあると知っていたら、あのようなひどい言葉を浴びせることは絶対に無かったのに。
本当に2度と顔を合わせることがなくなるなんて・・・
わびる術もなく、流れてゆく時間。
忘れてしまえたら、どんなに楽になれるだろう、
ずっとそう思いつつ、決して忘れることは出来ずに生きてきました。
だから、忘れることの出来ない苦しさが、少し解るような気がするのです・・・
先日の朝日新聞の「折々のことば」に、登山家の田部井淳子さんのこんな言葉が引用されていました。
>「最後にかわした言葉が心残りだった、ということにならないように
と。
田部井さんは登山家ですから、常に死を意識されていたのでしょう。
だからきっと、あの時の私のような、心ない言葉を口にすることがないように、日頃から気をつけていらっしゃったのだと思います。
ですが、今日の七回忌は,
各地で特別な想いで過された方が多いのではないかと思います。
数日前のツイッターに、こんなつぶやきがありました。
「3月11日は忘れてはいけな日ですって?! 冗談じゃないですよ。私たちは忘れたくても忘れられなくて、こんなに苦しみ悲しんでいるというのに」と。
この方のお気持ち、解るような気がするのです。
実は私も60年ほど前に、大切な人を突然に亡くしました。
そのころ私は高校三年生。
受験直前ので、毎日イライラしていました
ある日、些細なことで喧嘩になり、私は腹立ち紛れに
「もうあんたの顔なんか、2度と見たくないよ!」と大きな声で言いました。
その人は、その晩に事故で亡くなったのです。
そんな別れがあると知っていたら、あのようなひどい言葉を浴びせることは絶対に無かったのに。
本当に2度と顔を合わせることがなくなるなんて・・・
わびる術もなく、流れてゆく時間。
忘れてしまえたら、どんなに楽になれるだろう、
ずっとそう思いつつ、決して忘れることは出来ずに生きてきました。
だから、忘れることの出来ない苦しさが、少し解るような気がするのです・・・
先日の朝日新聞の「折々のことば」に、登山家の田部井淳子さんのこんな言葉が引用されていました。
>「最後にかわした言葉が心残りだった、ということにならないように
と。
田部井さんは登山家ですから、常に死を意識されていたのでしょう。
だからきっと、あの時の私のような、心ない言葉を口にすることがないように、日頃から気をつけていらっしゃったのだと思います。