そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

おもしろネジバナ

2007年06月29日 | 6~8月の草木
あちこちの草むらや芝生の中に、小さな花を付けたネジバナが伸びています。
このようにねじれて咲くのでネジバナという名前なのでしょう。

別名をモジズリといいます。

これは、福島県信夫郡の信夫もじずりという織物の、ねじれた模様のイメージから付けられた名前なのだそうです。


ネジバナはランの仲間です

花の一つ一つは小さいので、しげしげとな眺めることはあまりないかもしれません。
よ~く見ると、確かにランの花です。

こんな細やかな造り方をした上に、くるくるとねじって咲かせるなんて、お花造りのカミサマは凝り性ですね。


ところで、数多くの中には、個性豊かなものがあるのは世の常です。
そんなのを二つお見せしましょう。



ちょっとオシャレな感じ

この写真は、去年のものです。
今年も探したのですが、見つかりません。

右巻きと左巻きが隣り合わせに咲いているので、こんなややこしいことになりました。
こんなネックレスがあったら、つけてみたいですね♪




数ある中には怠けものもいる

「巻き巻きするのなんて、めんどくさ~い」
と言わんばかりに、真っ直ぐにのびています。

真っ直ぐのままに終わるものと、「ヤッパリ恥ずかしい・・・・」と思うのかどうか、だんだんにねじれるものとがあります。

見ていると、なかなか面白い花です♪

百人一首に「みちのくの しのぶもじずり たれゆえに・・・」と詠われているところをみると、ずいぶん昔から、人々に愛されてきたようです。

あなたのお近くにも咲いていますでしょうか?

コメント (21)
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