たまねぎは1年中いつでも使える野菜ですが、まさに今の時期、5月~6月ごろが旬(しゅん)です。
農業公社の畑では、学校給食に使うためのたまねぎが育てられており、今も毎日たくさんのたまねぎを収かくしています。
農家のみなさんも、学校給食で子どもたちがたくさん食べてくれるようにと、いろいろな野菜を育ててくださっています。
新型コロナウイルス感染しょうの流行によって、学校が休校になり、農家のみなさんや農業公社がせっかく育ててくださった野菜を給食でいただくことができず、とても残念でした。
野菜を育てるには時間がかかります。
農家のみなさんや、農業公社では、給食が始まったらすぐに野菜を出せるように、休校中もずっと野菜を育ててくださっていました。
やっとやっと、8日から給食が始まり、農家のみなさんが育ててくださったじゃがいもやきゅうり、農業公社のたまねぎが給食に登場しました!
しゅんのたまねぎやじゃがいもがたくさん入ったハヤシライス、中学生の追加一品であるきゅうりを使ったドレッシングサラダ。
とてもおいしくいただきました!
(中学生の6月8日(月曜日)の給食です。
ハヤシライスは、大皿にごはん、しるわんにルウを盛り付け、それぞれ自分でごはんに
かけて食べました。
小学生はハヤシライスのみ、中学生はそれに追加の一品がつくという、通常よりも品数
を減らした簡易給食ですが、みんなたくさん食べてくれました。)
さて今回は、しゅんのたまねぎをたくさん使った「たまねぎスープ」をしょうかいします。
給食ではたまねぎの他にいろんな野菜を入れますが、ご家庭ではぜひ玉ねぎだけでチャレンジしてみてください。
【たまねぎスープ】
〈材料〉
たまねぎ・・・・・2~3個
油・・・・・・・・大さじ1
塩、こしょう・・・少々
〈作り方〉
1 たまねぎは、茶色い皮をむいて、縦に半分に切る。
切った面を下にして、うす切りにする。
2 なべに、油とたまねぎを入れて、火にかける。
3 じゅうじゅうと音がし始めたら、弱火にして、たまねぎがうすい茶色に色づくまで
よーくいためる。
(ずっと混ぜ続ける必要はありません。
弱火にしてから、ふたをして5分蒸し焼きにし、ふたを開けて全体をしっかり混ぜ
る、を何度かくり返してください。
キッチンタイマーがあれば、ふたをしたら5分にセットしておくと、うっかり5分
以上経ってしまってこげちゃった、ということがなくて便利です。)
(さっといためて、弱火にしてからふたをして5分待ちます。
火が強いとこげてしまうので、できるだけ弱火にしましょう。
5分待っている間はひまかもしれませんが、とちゅうで火が消えてしまうといけないの
で、使った包丁やまな板を洗いながら、必ずそばで見守っていてくださいね。)
(ふたを開けると、たまねぎが少ししんなりしているので、こげないようしっかり底から
混ぜて、またふたをして5分待ちます。)
(たまねぎからどんどん水分が出てきます。
しっかり混ぜて、またふたをして5分待ちます。)
(少したまねぎが色づいてきました。
これくらいの色になったら、少し火を強くして、こげないようしっかり混ぜながらいた
めます。)
(このくらいの、うすい茶色に色づきます。)
4 たまねぎがひたひたにかぶるくらいに水を入れて、5分くらいにこむ。
5 塩、こしょうで味を調える。
たまねぎだけの、とてもシンプルなスープですが、びっくりするくらいにうまみが出ます。
アレルギーがなければ、油の代わりにバターを使ってもおいしいです。
盛り付けた後、上にパセリのみじん切りをふりかけてもきれいですよ。
フランス料理の「オニオングラタンスープ」は、このスープをグラタン皿などのたい熱容器に入れ、切ったフランスパンを入れて、上にチーズをのせてオーブンで焼いたものです。
オーブントースターを使ってご家庭で本格フレンチ🎵も素敵ですね。
オーブンやオーブントースターで焼く場合は、取り出す時にやけどをしないように気を付けてください。
ぜひ、今がしゅんのたまねぎで試してみてくださいね!