天下

昨年の自殺者が21764人だった、だんだん減っていると片隅記事です。年間3万人を超えて大変だ！でしたね何年か前に。減ってはいるのですが、まだ2万人ですか。先に交通事故死が7000人切ったと大きな記事になってました。年間の数字としてよく比較の対象になるこの二つですが、2万人てのはやはり多いですねぇ。男が15017人、女が6747人だそうです。ここの性差は昔から指摘されてあれこれ解説がなされているところですが、何故？ではなくてこれが男女差なのです。造作の違い。こういう歴たる差をジェンダーという言葉にすり替えて無視しようとすることの間違いです。それを改めて教えてくれる数字でもあります。
　文科省から早稲田への天下り、大騒ぎですが、何を今更、ですよね。補助金交付金の見返りにポストを差し出す。ごくありふれた贈収賄、日本の文化でしょうこれ。構造的云々とよく言いますが、それです。利益相反なんて外来語の直訳語を振りかざしてどの業界も最近は敏感に見せてますけれど、あくまで表向きのポーズだけですからどこも。そもそも利益相反なんて言葉がわかりにくいんですから拡がりませんわね。COI conflict of interest と横文字です、その直訳。今回のケースはわかり易い実例ですが、何年か前に製薬会社と医者学者達の間でも問題になりましたね、研究費という名目でたんまり資金提供してデータに手心加えさせる（捏造させる）。具体例を示すとわかりますね。官民学ってよく言いますが、民学は言うに及ばず、官学も官民もズルズルドロドロですから。口利きと見返り。議員ばかりが悪じゃないですよ。権力は腐敗する。のです、間違いなく。関係者で固められると手も口も出せない。それが学閥という奴で、こればかりはどうにもならんでしょう。東大出という大利権。誰が役人になっても同じことしますからね。

在庫

中国人の爆買いが激減した、大変だとＴＶでやってました。昔景気のいい時に円高に乗じて日本人がヨーロッパにが大挙押し掛けてその辺りの有名ブランド品を買いあさって嘲笑を浴びてましたね、あれと同じ調子で連中を小馬鹿にしておいて来なくなったらなったで困った困ったと慌ててる。バカですねぇ。いや、ビジネスチャンスだったわけですから、これでもかと品揃えして構えて大儲けしたわけですね、それがパタリと已む。ニシンが来なくなったわけです。何故か。通販ですね。日本で商店街が次々に潰れたのは郊外型大型店の安売りに負けたから、そしてその後のアマゾンに代表される通販宅配にとどめを刺されたからです。中国もそのまんま。大型店よりもあの広大な国土、莫大な人口に適応したのはネット通販でしたね、アリババ。もちろん日本の宅配業者のような丁寧さや誠実さがあるかどうかは別にして（ＴＶの特集を見てると粗く乱暴ですがね）、これは便利ですから一気に広がりますね。わざわざに買いに来なくなりますよ当然です。その交通費でもっと品物買えばいいんですから。果たしてニシンはパタリと来なくなる。在庫抱えて、おいおいおい。アリババの下請けに入る。アマゾンや楽天の傘下に入るの同じ。世の中は便利安直にすぐに傾きます。鼻が利くか否かの勝負。そこに大金かけられるかどうかの度胸の勝負。実際に商品並べて客を待つ昔ながらの百貨店型は、モノを見る楽しみ、本屋的な楽しみはあるのですが、頼んだモノが家に届くという便利さには負けるんですね。ああ、在庫が・・・

失着

プロ将棋界のごたごた、将棋には全く縁のない私でも知ってます。ＡＩに次々に負けて、将棋ソフトが簡単に手に入る時代、棋譜を勉強する研究するのでしょうが、今や簡単にパクれるわけです。指し手に困ったら「ググる」。同じような棋譜を探す、というわけです。十分可能なこと。それをプロ棋士が対局中にやったと問題になったわけでした。何度も何度も離席して不審な行動だったというわけです。で、その指し手を調べると、以前の棋譜とかなり一致していたという疑い。もちろん本人は否定しますが、外野から見ていても速い処罰でしたよ、対局禁止命令でしたね。十分に調べもしないで？余程にクロか。と見ていたことですが、きちりと調べると完全にシロで。で、谷川会長が引責辞任というニュースです。気の毒なほどに小さくなってます、ポーズじゃなくて憔悴が見てとれます。余程にあちこちから抗議非難があったのでしょう。将棋には全く疎い者ですが、羽生さんとかこの谷川さん、米長さん、中原さん、大山さんとかのビッグネームはさすがに知ってます。なんか気の毒でしたね。こんな仕事、というかこんな場面に対応してきた経験なんかない人でしょうしね。つまりそういう慣れぬ人達がささっと決めつけて、もちろんそう唆した奴がいるんでしょうけれど、言うところの拙速。よく調べてから、と時間置けば済んだことなのですが、そこは普段の付き合い、普段の行動ですわね。三浦九段とやらの素行ですか。皆が腹に据えかねていたとか、問題児だったとか。そこのところ何の報道もないですから、週刊誌を待つのですが。火のない所に煙は立たず。李下瓜田の教訓ではあります。ま、おかしな奴が多いのだろうとは想像しますがね、この手の特別な世界は。

優先

英国ＥＵ単一市場から撤退。どの新聞もこの見出しです。わからないですよねこれ。単一市場？きっとそういう横文字があってその直訳でしょう。これも読み手の気を引く手法なのでしょうが、これだけで読む気が失せる人も多かりましょうにとも思うことで。ＥＵ加盟国間での、人、モノ、サービス、資本の自由な行き来のこと、無関税、パスポートなしでの行き来のこと、つまり国境をなくす、グローバリズムの究極的具体のことです。記事読むと、書いてはあります。女首相さんが断じたそうです、中途半端はしない！メイさん、サッチャーに並べるか。トランプさんの進もうとしている方向に沿いますけれど、さて経済だけではなくＮＡＴＯによる欧州管理の要だったイギリスがヨーロッパから離れることは安全保障上の問題も孕むことでしょう。と、私如き知識でも推測されます。新聞には市場より主権回復優先と見出しもあり、もっと優先している事項は移民規制だというが大方の読みのようです。同じ白人同士、では括れないヨーロッパです。何千年にも亘る争いの歴史は言うところの骨肉の争いなのでしょう、頭でっかちな講釈ではとてもとても。そういう結果ですからね。
　小田原市役所の生活保護担当部署の造ったというエンブレム、嗤うというのか連中の役人気質には吐き気が湧きますね。よくあんなもの造ったな、造らせたな、という呆れです。EST2007 だそうです、もう１０年ですよ。背中に大きくＳＨＡＴ。何？「生活保護の悪を撲滅するチーム」なんだそうですよ。バカ。本当にバカ。前面のエンブレムには HOGO NAMENNAYO ですよ。吐き気がしますね。そして背中にはローマ字じゃなくて英文でグジャグジャ書いてます。どうせ読めないだろう、読まないだろうという軽蔑と、罵詈雑言言い放つ優越意識ですね。良い悪いの前に、この役人根性の卑しさ、センスの悪さ、頭の悪さですね。まさに唾棄すべき出来事です。情けないですね。

看板

野球殿堂に新たに３人、伊東、星野、平松だそうです。伊東は現在のロッテの監督ですが、西武の黄金時代を支えた正捕手です。辻、平野、石毛、秋山、清原、デストラーデ・・Ｖ９巨人と並び称されるはこの時代の西武だけでしょう。その西武を率いていたのがＶ９巨人の森だったというのも巡り合わせの妙です。星野は今更の感ですが、平松ですよ。表彰式に三人並んでましたが、星野は少し痩せたですかね、でも平松の変わりようですね。禿頭がなんとも。ヅラが云々ではなくて、季節の巡りの残酷さですか。今で言うイケメンでしたからね平松は。この落差は強烈です。誰かわからないことでした。大洋の投手といえば、この平松、遠藤、斎藤、大魔神ですか。一世代前には秋山土井の看板バッテリーがいましたが、私は間に合いませんでした。バッターには二人の近藤、バットを担ぐように構えてた、よく真似したもんですが、和彦と昭仁。スーパーカートリオはだいぶ後になってからの事です。この人も監督になりませんね。掛布、衣笠と並んで不思議の一人です。
　俳優の神山繁さんの死亡記事です。そしてどの新聞も見出しはザ・ガードマンです。私の世代がこの番組知ってる一番尻尾でしょう、記事によると1965年だそうです。白黒でした、9時半でしたか、30分番組で。昔はどれも30分でしたよね、鉄人28号も鉄腕アトムもウルトラマンもサインはＶも。この人は他のＴＶにも映画にもよく出ていたのに結局これかいの感です。キャップが宇津井健で、高倉という役名。部下は皆キャップ！と呼ぶのに、この神山さんだけは高倉！と呼び捨てにするんでしたね。よく見てましたよ、親に睨まれながら。懐かしいことですが、いまだにこう紹介されること、本人さんはどうなんでしょうね。合掌。

感心

昨日、センター試験を高校受験と書きました。自分の間抜けさには呆れることですが、あれでも一度は推敲しているのですから尚更です。とほほ。すみません、大学受験でした、訂正します。
　　皎皎たる月明かり。まさにこの季節の表現ですが、当地は広島はじめ他地域の大雪をよそにカラカラに晴れて夜には冴え冴えとした月光が降り注ぎました。寒いです、典型的な放射冷却というやつです。朝６時はまだ夜です。この時点でまだ残月ではないのですが、ここから夜明けのグラデーションショーが始まります。朝日の強さに反比例しながら黄金色から白色に姿を変えて行く残月。この季節にこそ昔の流行歌の正しさを実感します、月（月明かり）はとっても青いのです、確かに。
　ＴＶで言ってましたインドの人口は13億と。ええ？そんなに？中国が14億じゃったよなと、思わずググりましたがそうでした。中国とインド、あの国土面積の差を比較するに・・。新興国ですわね、これだけ人口あれば需要もそれだけあるわけですから、資本主義の的になる筈です。13億かぁ。日本に一億ってのが多いのやらそうでないのやら、こういう大きな数字を前にすると正確な判断できなくなりますね。
　昨昼、京都の女子駅伝見ました。朝から大雪って言ってましたから中止か？と思ってましたが開催と。トラックや道路を雪かきしてスタッフ大変なこと。でも、途中大雪です。こんな場面初めてじゃないですかね。最近の駅伝やマラソンは気温が高いことが多くて脱水やらへの対策が主でしたが、一転寒さ対策。京都には住んでいたことがあって、京大のそば、吉田神社の近くにいましたので、あのコースは懐かしいのです。熊野神社から東一条、百万遍、北白川。白川通りから叡山電鉄の跨線橋を越えて岩倉の宝ヶ池の国際会議場の辺りは郊外です、そして大雪が降って。雪の中継か？と見紛うばかりの雪、雪、雪。髪に鉢巻きに雪が積もってるんです。ユニフォームはさぞや濡れて、さぞや冷たかろう、体が冷えようと思い遣ることでしたが、彼女たちは強いのでした。選手もですが、スタッフも、あの雪の中を沿道に出ている市民も、こりゃよほど好きじゃないと・・と感心するばかりでした。

額面

センター試験期日に寒波到来が重なり、ＴＶは頻りに心配して見せてます、ポリコレ・マニュアルです。誰も同じ条件だから放っておけばいいんですけれどね、高校進学しようとする者誰もが通ってきた道です。天声人語と産経抄が採り上げてました。コラム子二人とも自分はこのシステムの一つ前の共通一次試験の世代だと書いてました。そうかい。私はもう一つ前です。各大学に直接行って受ける。これはこれで意味があったですけれどね、憧れてる学校を目の前に見る、あの高揚感です。システムってのは安直方向へ変わって行きます。近くの試験場で共通の試験を受けて自分の実力のほどを測って改めて志望校考えなさい。額面上はそうですが、態のいい足切りですわね。一発屋ってのがどの時代にもいるのでしょうが、もちろん今でも好きな学校受けることはできるのでしょうがあくまで制度上は、でしょうね。無茶は学校が許さないでしょうから。私はその無茶をやって二浪もしてしまいましたが、あの時の気持ちは思い出せますね。両親には心配かけたことでしたが（自分が受験生の親になって初めてわかったことでしたが）、幸い結果が出たので「あれはあれでよかった」話です。私のこの気持ちを誰彼に当て嵌めようとは思いませんが、昔はよかった調の爺さん話をするつもりもないのですが、やはり思い出は美しいのです。
　築地か豊洲か、いまだに決着ついてないところ、水質検査の結果が公表されてます、ベンゼンが基準値の79倍だったとやんやの報道です。こんな時のマスコミこぞっての過剰報道（集団暴力）はいつものことです。そして専門家が出てきて、通常の飲用には問題ないと解説する、これも定型です。福島で嫌というほど聞いたアレと同じです、すぐさま健康被害を及ぼすものではない。でも一方で危険を叫ぶ者がいるわけです、素人を迷わすだけの結果です、そして遠ざける。築地の関係者との会議が報道されてました、小池さんのこのやり方を褒める人の声でした。小池さんがこれだけ示してくれなかったら、あのまま移転していたらどうなってたかと思うと、というものでした。ううむ。それはそうですね。その方向で考えるとこうでしょう、予定通り昨年の11月に移転完了して通常営業始めていたところ、その後の検査でこういう結果が出てしまっていたら・・。だからその前に暴いてくれたのは有難かった、今の遅れは受け容れるべきだという流れ。うむ、そうですね。でもあの空洞が露わにされぬままで行ったかもしれないわけでしょう。あの空洞が役に立つ事態が起こるやもしれませんし。全ては推測です想定です、小池さんの進めているやり方だけが現実です、平たく言えば理屈や言い訳はいくらでも考えられます。隠す隠さないは誰が決めるんでしょうね。暴く側に回る人は真実を知らしめるという使命感に支えられるでしょう、隠そうとする権力に抗う反骨心、そして何某かの利権利得も合わさって。隠す側はひとえに自らの不利益を避けるのみ。黙っておけばわからぬことだからと為した不正、そこにも利得があった筈ですね、だから黙ってた。小池さんは正義の味方を演じていればいいんですから気楽でしょう。都民ファーストなんてのは実に態のいい隠れ蓑ですから。築地の業者も都民ですしね。ゼロ信仰、ゼロトレランスには閉口しますね。清濁併せ飲んで社会は回るのです。こういう数値を政争の具にするは禁じ手なのです。そう思いますがねぇ。違いますか。

編集

You are fake news.fake というのはこういう時に使うんじゃなと覚えますが、トランプさんがＣＮＮ記者の質問を遮る時のセリフ、何度も何度も切り取り画面で流れます。ＣＮＮが一番だったそうですが（日本の大手マスコミも無批判にそのまま垂れ流したという評価です）アメリカの大手マスコミはこぞって反トランプキャンペーンを張ってた、それへの仕返しの図です。公平中立を欠いていた。これは日本人には分かり易い、つまり日本人向けのポリコレ棒です、のですが、いやアメリカのマスコミの寄って立つ基準は公平中立ではなく正しいか否かだ、自分が正しいと思うか否かだ、だから新聞は平気で支持する側を公表するものだと解説する専門家がいますが、それにしても大偏向だった様相で。だから仕返しする。トランプさんは専らツイッターで言い放ってましたが、これもマスコミの「編集」を避ける手立てですね。日本でもよくやってる「切り取り報道」です。自分達の都合のいいことばかり切り貼りして流す、そうでないことは知らせない。新聞なら朝日毎日東京、ＴＶならＮＨＫ，朝日、ＴＢＳ。向こうで言えばＣＮＮ、ニューヨークタイムス。それでもトランプさんに味方したＴＶ局もあって、ＦＯＸという局だそうですが、知りませんね。ＢＳで流してるワールドニュースってのはＣＮＮばかりでしょう？と、世界はこうやって情報操作されてるという実証であるわけです。トランプさんの咆哮は、大手マスコミに阿って癒着して私腹をこやしてきたクリントンさんに象徴されるエスタブリッシュメント達への噛みつきであって、だから喝采を浴びているわけです。マスコミを通しての報道、公式の記者会見とか投稿とかには必ず向こうの編集を被ります、それを嫌ってのツイッターだという解説ですが、同じようなことが日本でもありましたよ。おらが国さの佐藤栄作首相が退陣会見の時に記者を一切閉めだしてＴＶカメラの前で実況生演説しましたね、あれと同じです。自分の本意が伝わらない不全感でしょう。わかる気がします。
　元国連事務総長の潘さん、辞めた途端に本性表してます。慰安婦像の撤去を日本が要求していることに対して、日本があれこれ言うているようだが、１０億円返せばいいと。次期大統領になりたいんだそうです、国選事務総長の時にも十分反日の人でしたが牙剥きましたね。またまた面倒な奴が出てきましたわ。現外相が苦しい弁明していると言うのに、トホホです。

限界

昨日書いたからではないのでしょうがアンサー文の様な記事が載ってます、ＡＩ碁は最近６０戦全勝なんだそうです、なお一層進化したとあります。対戦したプロ達は囲碁の真理を破壊したとの感想を言うてるそうです。囲碁の真実、とはつまり定石の黄金則ですよね。皆同じ道を上がってくるわけです、同じ定石を習ってくるわけです、それが真理になりますわね、それ以外を許されないわけですから無理矢理に。で、皆が体制側の考え方になる。破天荒な打ち手はいたんでしょうけれど潰される。でも、そうじゃない打ち方があったというわけですね。この現象は古田博司さんがよく書いてる「向こう側」論に沿います、我々に見えている物事、これが正しいんだと思っている事ごと以外に真実の世界はもっと外に拡がっているのだと。それが見えないだけ、気付かないだけで、何かの拍子にパッと現れる、と。これですね。ヒトは同じ思考しかできないという証拠ですし、ヒトは歴史慣習に強く縛られてしまう社会的生きものなのだという証拠ですね。殻を破ることの困難さです。オーソドックスという言葉の呪縛です。心当たりがあるでしょう？
　改元に伴って今上天皇様の呼び名をどうするか、が議論になってるそうです。枝葉末葉ですね、瑣末。でも、新聞は好きな話題のようです。上皇、太上天皇、こうですよね。でも上皇とか法皇とかいうと歴史で習った範囲ではいい印象ないですよね、天皇を息子に譲って自分は気楽な立場で権勢をふるうイメージです。でも、今上天皇にはそんなイメージ全くないし。どころか浩宮で大丈夫か？の方ですよね。毎日新聞は上皇案はなくなったと昨日載せてましたが、中国新聞は今朝版で上皇に決まったと書いてます。どちらでもいいことですけれど、こんなことにうじゃうじゃ拘るのが専門バカのバカの壁ですから連中は面白いんでしょうね。

知能

チェス、将棋に続いて、囲碁でもプロ（人間）がＡＩ人工知能に負けましたね。私はそんなに驚くことじゃないと思っていて、それはひとえに、データ量の勝負で勝てる筈がないからです。コンピュータの容量の問題ですつまり。こっちがギガのテラのと莫大量を操作できるようになれば敵うわけがないです。将棋の８１升、囲碁は（よく知らないところが素人ですみません）その数倍でしょう？だから囲碁ではまだコンピュータ処理が届かないだろうという推測だったそうですが、こんな単純な方向の技術はすぐに進みます。と、わかったように高見の気分でいたのですが、本読んでいたらこういう事実を知りました。あのグーグルＡＩ、アルファ碁、 deep learning するからとわかったようなわからない言葉で誤魔化されてますが、あれは開発費に６０億円かかって、あのプロ棋士（碁士って言うんですか）に勝った対局では、高性能のＣＰＵを1200台繋いで「計算」させてたそうです。その時にかかった電気代が100万円だったとも。ええ？電気代100万円ってのは眉唾ですが（高性能ＣＰＵは巨大な電圧を要するということなのかもしれませんが）、1200台ですか。世の中はビッグデータの処理能力を問う方向です、いつもこの話題になると蓮舫さんの民主党華やかかりし時の仕分け場面でのあのセリフ、２番じゃいけないんですか？が出てきますが、スーパーコンピュータの現在の世界一は中国製なんだそうです、日本じゃなくて。それは措いても、人間の頭脳をシミュレイトする為にはこれだけの機械が要るという事実ではあります。もちろん技術の世界です、やがてもっともっとコンパクト化されて携帯ＡＩなんて時代がきっと来ます。どう対応するか？答えは簡単ですよ、うまく使えばいいことです。何か便利なモノを手に入れる時には、それに数倍する「従来」の喪失を伴うのですから。