箱根駅伝を見てます、正月恒例です。青学が強い、そこをどこが阻むか。解説も瀬古が後ろに回って、早稲田のスーパースターだった渡辺に代わって何年でしょうか。瀬古よりも理詰め。瀬古は汗がどうの顔つきがまだ大丈夫だのと見た目で判断してましたが、渡辺は設定タイムと持ちタイムの比較など数字を並べて。金田や長嶋と野村の比較に擬えられましょうか。今年はこれと言った有名選手がいないのです、その分元日の実業団の駅伝に回ってる態で、TVが煽ること。双子ランナーの花盛りです。解説が元祖の宗兄弟の兄さん、設楽、村山、市田と箱根の顔でした。昔は松村兄弟とか日大にも双子ランナーがいましたね。優勝した旭化成に村山、市田と揃っていて圧勝。宗茂は抑えて抑えて喋ってる風でしたが、昔ながらの胸に旭化成のユニフォームは宗兄弟のそれが印象深いわけです昔から見ている者にとれば、さぞや嬉しいことだろうにと思い遣るわけです。箱根を沸かした連中(ツインが二組)という布陣でしかも。アンカーを迎えるチームメイトの中に弟の宗猛の姿があって、昔からのファンを涙ぐませることでした。こういう色を景色を匂いを期待しているわけです。そして山の神対決。マスコミが煽るほどでもなく、平地を走るとヘナチョコなのです、それは初代二代目と証明されてます、のに今次も新山の神と叫び倒す。ルーキーの神野と服部(いずれも箱根の花形選手です)が同じ区間を走る、そこには初代山の神の今井もいる。でもそこで勝ったのはTVが相手にしなかった双子の市田でした、彼もルーキー。箱根がらみで色付けるはどうかなとも思うわけです、関東のローカルレースですからね所詮は、他の地域の強い選手が集まって来ている場で、昔のセリーグパリーグの様な、その時代のオールスター戦の様な「この野郎!」のルサンチマン気分に勝つには余程のレベルアップが要るだろうと素人にも思うことですが、果たしてヘナチョコ。ま、初代もやっと最近にモノになってきたわけですし、二代目柏原は姿すら見えませんから、箱根色から早く脱却せねばならぬのは当の本人だという現実です。そう眺めると、元日は実力勝負、箱根は楽しく見るイベント。箱根で名を売った連中が元日に凹まされる。箱根で途中で潰れる場面を心待ちにしているように、箱根のスターの潰される場面を待っている。見る側からすれば同じ心持ですか。
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