柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

堂々

2017-01-28 08:23:35 | Weblog
対馬から盗まれた仏像を返せという裁判に、韓国地裁は返さんでもいいと判決してます。なんと・・。その理由がふるってます、この仏像はもともと韓国のもので昔倭寇に略奪されたものだからと。すごい理屈ですね。ま、北方領土を返せと言うてる日本も同じようなことなんですけれど。単純な窃盗を獲り戻したと言い換えてるわけですが、歴とした裁判所の判決ですから驚くのです。彼の国の日本の首相の顔写真を燃やして気勢を上げてる連中じゃないところ。もう一つ、今度は盗まれた側の住職の弁、筆舌に尽くしがたい判決だと苦笑いしてる映像が何度も流れました。丁寧にTVはそのままテロップをつけて。筆舌に尽くしがたい判決?言葉遣いが違いましょう?判決はちゃんと文章になってるんですから(筆になってる)単純な字句定義矛盾でもあるのですが、この形容句の使用間違いです。が、あれだけくどくTVが流すということは、目を疑った耳を疑ったという皮肉を込めての言い回しだったと判断したのでしょうか。いやそれにしてもおかしいですね。言葉は時代によって変わっていくものとよく読みますけれど、言は人なりです。これも忘れてはならぬでしょう。
 稀勢の里の明治神宮への奉納土俵入り、TVで見ました。ああ、立派。新聞には威風堂々と形容されていましたが、その通り。初めの柏手打つ動作が大きくてどっしりしていいですねぇ。雲竜型のあのポーズ、キッと外連を切るところ、せり上がりの早からず遅すぎずのいい頃合い。上手ですよ。あんなのは一日二日の指導でできる技じゃないです。モンゴルの三人横綱との違いですね、ここは思いました。本人も言ってましたが、小さい頃から土俵入りの真似はしていたしと、身につき方が違うということです。白鵬も他の二人も未だにぎこちないでしょう、なんか間が違うでしょう?ここの差を感じましたね。さすが日本人。昔からの相撲小僧。こういう点も嬉しく思うことでした。そういえば昔弓取り式の真似してましたよ私も。
コメント
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