柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

抗議

2017-01-04 13:10:09 | Weblog
いつもの時間書けませんでした、13時回って書きはじめてます。久しぶりのことです。
 昨日一昨日と箱根駅伝ずっと見てました。往路を早稲田が詰めて33秒差でした。こりゃ面白いかなと思ってました。ここ何年か青学神野、東洋大柏原と5区山登りに化け物がいて往路で4分の5分のの差がついてましたから33秒差ってとても期待を持たせたことでした。青学の原監督、この人は紅白歌合戦の審査員にまで呼ばれる有名人ですが、往路優勝の際のインタビューでは自らを鼓舞するような強がりコメントでしたさすがに。各校監督もTV解説者も皆声を揃えて、勝負は6区7区だと言う、こっちも期待して見る。でも果たして青学強い、というか早稲田弱い。逆に2分の差をつけられて。7区8区にとんでもないのが並んでる青山です、これで勝ったも同然だったわけですがその稼ぎ頭の田村(彼は柳井にほど近い山間地、玖珂の周東町の出身なのです、高校は西京です)がブレーキでTV的にやっと美味しい場面。よたよたで走り切って、それでも区間11位だかでしたよ(全部で20人ですからね。こやつどんなに速いのよ)。ここで早稲田は40秒しか詰められずに、あとはズルズル。結局7分開いてましたからねゴールで。圧勝です。まさに一人勝ち。優勝監督の弁がふるってましたよ。まず、この原を信じて優秀な学生を任せてくれた全国の高校の指導者保護者に感謝すると言い、東京五輪を目指す選手を育てたいと言ってました。駅伝の枠にとどまる気がないのですね、こんなこと言った監督がいましたか?次の日の新聞に実業団しっかりしろ!という記事が載ってました、大学の陸上競技部の方がうんと科学的に食事の面、体調管理の面、技術体力鍛錬の面に介入している。のに、実業団は全くの個人技に落ちていると。ああそうか、となんだか腑に落ちました。私はこの二日にも書きましたように、箱根であれだけ輝いた選手が実業団に入ると途端に潰れてしまうのは、箱根自体がレベルの低いローカル競技だからだ、スターと騒がれた連中自身が謙虚にならねば伸びぬのだろうと思っていました。元旦の実業団駅伝での連中の為体をそう解釈してました。そうじゃなかったというわけです。伸びぬのではなくて潰してたのですね実業団が。だから今次の原監督のいきなりの東京五輪発言はそこへの憤り、日本の陸上界批判だったというわけです。俺たちはこれだけきちんとやってるのに、という自負心が言わせたセリフ。それは各校監督の意見でもあるのでしょう。瀬古はそんなこと言いませんからね。瀬古は東京五輪に向けたマラソン分野のエライさんでしょう?生来の人種的な体格差、能力差が甚大なアフリカ勢にどう勝つか。まさか根性論振り回すわけではないにせよ、もっとサイエンスが要ることは確かなのでしょうし、彼の言葉はそれを実証している自負なのでしょうね。
 阪急のスペンサーの死亡記事が各紙に載ります。遥か昔の人です、私はよく覚えてます。阪急全盛時代の25番。大きな白人選手。昔は本当にTV中継は巨人戦だけでしたから、オールスターか日本シリーズでしたパリーグの選手は見ないのです(思い出したようにNHKが何カ月に一度阪急対南海戦とか中継してましたけど、スタンドもガラガラで)。西宮球場でのユニフォーム姿の印象はやはり対巨人の日本シリーズの絵ですね。さすがにうろ覚えなのでググりましたが、巨人のV9時代に5度相手をしたチームです。つまり5度パリーグ制覇して5度とも巨人に負けてる。その時の主軸打者です。監督は西本さん。阪急はその後上田監督になってから日本一を三度やってますから、こちらが全盛時代なのかもしれませんが。長池、加藤英、大熊、福本、蓑田、高井、マルカーノ、投手は足立、梶本、米田、山田、山口高、今井雄・・。私でもこれだけ名を挙げられるくらい昔はどのチームもほぼ9人野球だったというわけです。あの野村が言うそうです、日本の野球を変えた外人選手は南海にいたブレイザーとこのスペンサーだと。ううむ、何とも懐かしいこと。昔の外人選手、誰を思い出しますか。南海のスタンカ、阪神のバッキー。広島初優勝時のホプキンス、ライトル。ONがいる間は巨人は外人を採りませんでした、純血主義とか言って。その必要がなかったからですけれど。ああ、色々覚えているもんです。一つ名前が出て来ると連想ゲームの様相です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする