柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

額面

2017-01-15 09:59:35 | Weblog
センター試験期日に寒波到来が重なり、TVは頻りに心配して見せてます、ポリコレ・マニュアルです。誰も同じ条件だから放っておけばいいんですけれどね、高校進学しようとする者誰もが通ってきた道です。天声人語と産経抄が採り上げてました。コラム子二人とも自分はこのシステムの一つ前の共通一次試験の世代だと書いてました。そうかい。私はもう一つ前です。各大学に直接行って受ける。これはこれで意味があったですけれどね、憧れてる学校を目の前に見る、あの高揚感です。システムってのは安直方向へ変わって行きます。近くの試験場で共通の試験を受けて自分の実力のほどを測って改めて志望校考えなさい。額面上はそうですが、態のいい足切りですわね。一発屋ってのがどの時代にもいるのでしょうが、もちろん今でも好きな学校受けることはできるのでしょうがあくまで制度上は、でしょうね。無茶は学校が許さないでしょうから。私はその無茶をやって二浪もしてしまいましたが、あの時の気持ちは思い出せますね。両親には心配かけたことでしたが(自分が受験生の親になって初めてわかったことでしたが)、幸い結果が出たので「あれはあれでよかった」話です。私のこの気持ちを誰彼に当て嵌めようとは思いませんが、昔はよかった調の爺さん話をするつもりもないのですが、やはり思い出は美しいのです。
 築地か豊洲か、いまだに決着ついてないところ、水質検査の結果が公表されてます、ベンゼンが基準値の79倍だったとやんやの報道です。こんな時のマスコミこぞっての過剰報道(集団暴力)はいつものことです。そして専門家が出てきて、通常の飲用には問題ないと解説する、これも定型です。福島で嫌というほど聞いたアレと同じです、すぐさま健康被害を及ぼすものではない。でも一方で危険を叫ぶ者がいるわけです、素人を迷わすだけの結果です、そして遠ざける。築地の関係者との会議が報道されてました、小池さんのこのやり方を褒める人の声でした。小池さんがこれだけ示してくれなかったら、あのまま移転していたらどうなってたかと思うと、というものでした。ううむ。それはそうですね。その方向で考えるとこうでしょう、予定通り昨年の11月に移転完了して通常営業始めていたところ、その後の検査でこういう結果が出てしまっていたら・・。だからその前に暴いてくれたのは有難かった、今の遅れは受け容れるべきだという流れ。うむ、そうですね。でもあの空洞が露わにされぬままで行ったかもしれないわけでしょう。あの空洞が役に立つ事態が起こるやもしれませんし。全ては推測です想定です、小池さんの進めているやり方だけが現実です、平たく言えば理屈や言い訳はいくらでも考えられます。隠す隠さないは誰が決めるんでしょうね。暴く側に回る人は真実を知らしめるという使命感に支えられるでしょう、隠そうとする権力に抗う反骨心、そして何某かの利権利得も合わさって。隠す側はひとえに自らの不利益を避けるのみ。黙っておけばわからぬことだからと為した不正、そこにも利得があった筈ですね、だから黙ってた。小池さんは正義の味方を演じていればいいんですから気楽でしょう。都民ファーストなんてのは実に態のいい隠れ蓑ですから。築地の業者も都民ですしね。ゼロ信仰、ゼロトレランスには閉口しますね。清濁併せ飲んで社会は回るのです。こういう数値を政争の具にするは禁じ手なのです。そう思いますがねぇ。違いますか。
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