柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

知能

2017-01-12 08:25:52 | Weblog
チェス、将棋に続いて、囲碁でもプロ(人間)がAI人工知能に負けましたね。私はそんなに驚くことじゃないと思っていて、それはひとえに、データ量の勝負で勝てる筈がないからです。コンピュータの容量の問題ですつまり。こっちがギガのテラのと莫大量を操作できるようになれば敵うわけがないです。将棋の81升、囲碁は(よく知らないところが素人ですみません)その数倍でしょう?だから囲碁ではまだコンピュータ処理が届かないだろうという推測だったそうですが、こんな単純な方向の技術はすぐに進みます。と、わかったように高見の気分でいたのですが、本読んでいたらこういう事実を知りました。あのグーグルAI、アルファ碁、 deep learning するからとわかったようなわからない言葉で誤魔化されてますが、あれは開発費に60億円かかって、あのプロ棋士(碁士って言うんですか)に勝った対局では、高性能のCPUを1200台繋いで「計算」させてたそうです。その時にかかった電気代が100万円だったとも。ええ?電気代100万円ってのは眉唾ですが(高性能CPUは巨大な電圧を要するということなのかもしれませんが)、1200台ですか。世の中はビッグデータの処理能力を問う方向です、いつもこの話題になると蓮舫さんの民主党華やかかりし時の仕分け場面でのあのセリフ、2番じゃいけないんですか?が出てきますが、スーパーコンピュータの現在の世界一は中国製なんだそうです、日本じゃなくて。それは措いても、人間の頭脳をシミュレイトする為にはこれだけの機械が要るという事実ではあります。もちろん技術の世界です、やがてもっともっとコンパクト化されて携帯AIなんて時代がきっと来ます。どう対応するか?答えは簡単ですよ、うまく使えばいいことです。何か便利なモノを手に入れる時には、それに数倍する「従来」の喪失を伴うのですから。
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