柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

霧散

2007-11-10 08:43:41 | Weblog
大江健三郎(名うての左翼作家です)が自著「沖縄ノート」(恥ずかしながら未だ読んでいません)で、民間人への自決命令があったとする記載をして、当の部隊長が名誉毀損の損害賠償訴訟起こしてその公判があったそうです。原告被告相まみえての論告の場だったそうです。そう、あのはったり11万人集会のネタ本の真偽を問うている裁判です。ま、判決は一裁判官が下すこと、法律に沿うか反するかのこと、それは事の真偽を正すものでは決してないのですが、当の本人からの言葉が聞けるのがいいことです。で、昨日は大江さんが質問に答えたそうです。この人のこの本は、曾野綾子が命令があったという話をついぞ聞かなかったとしたルポルタージュと好対照に、当人現地に行かず新聞やら(沖縄タイムスがまた有名な左翼反日新聞でしょう)人の本やらから勝手に想像して書いたってこれも有名な話、この二つの本が論争の的になるときにいつも言われることです本読まないでも知ってます、それをそのまま平気で言います法廷で。さらに、個人が命令したとは書いてない、ましてや個人名など書いていない、と開き直ります。明らかに法廷用の、裁判官用の言い訳です、個人名が書いてなくても、どこどこのどういう地域の住民がそこの部隊の上官から手榴弾を手渡されたなんて書いたら、誰々と指しているようなもんです。でも、この本には個人名は書いてない、と来るわけです。弁護士はじめ法律家連中はこういう仕事なんですね。一般人との解釈とはかけ離れてます。そう呑み込んで、そう理解して眺めなければなりません。更に言います、軍という構造体が命令したのだと認識している(個人がどうのこうのとは言ってないと言いたいわけです)、官軍民共生共死で一致して戦いにあたろうという訓示があって、それこそが集団自決の要因であったと思っていると。かたやの当の部隊長はそんなこと言ったことはないというのです。自決を思いとどまらせたほどのことだと。私は曾野綾子の本の方が信憑性が高いと思いますし、ここで何度も書いたように軍の命令の定義をしっかりしてからじゃないといつまでたってもすれ違いだと思うのですが、今回もその事を露呈しました。大江さんは明らかにそんなつもりはないと逃げ口上です。あれだけの騒ぎのネタ本作者にしては何とも腰が浮いてます。こんなことなんです。この人の個人的な思想に沿っただけのこと。事実とは全く別問題なんですね。こんなことじゃぁ、何も生まれないでしょう。不毛ですね。やがて、当事者が死んでいきます。問題は霧散します、ああ。
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年齢

2007-11-09 08:42:24 | Weblog
広島新井、涙の会見ですが、中国新聞、可愛さ余って憎さ百倍風に斬ります、泣くくらいなら出ていくな!。その通り。どうしてあんな所で泣くんですかね。黒田見ていて決めたことでしょうに。黒田は一年ああやって棒に振りましたからね、だから出ていくんです、新井もそうでしょう。何故に泣く?女スケート村主、ニュースのスポーツコーナーで見ただけですけれど、ううむ、貧相、おばさん、切れがない。この歳でおばさんは可哀想ですが、体操同様、経験より技が重視される、クルクルたくさん回る、とんぼをたくさん切るほうがうまい(スケートではトンボ切れませんが)なんて競技であればそういう実況になるし決して美人じゃない cool beauty さんの解説も機械的に点数積み上げ式のものになって見ている方もそう感化される。女が踊っているという美しさが向こうへ押しやられる。高く飛べる、クルクル回れるガキがのさばる場になってしまう。中学生やら高校生見ても美しくないっての。その昔、コマネチが一世を風靡したとき、チャスラフスカやソ連のキムなんて大人の女の演技を称賛する声が澎湃と沸き上がったものですが、一旦こっちにチャンネル切られると戻りません、角兵衛獅子(いつもこの譬えですみません)の世界です。この前のオリンピックはロシアの何とか言う大人の女と cool non beauty 達の闘いでした、あそこに浅田真央がいなくてよかったわけですこの観点から言えば。もちろん私は子供の体操なんぞは見たくない派です。から、村主あたりには肩入れする方なんですが、昨日見ている分にはガッタリ見劣り。相手が17歳の14歳のですわ。ほんとに子供の体操ですよ。クルクル回っているだけ(それ思うと、浅田真央は変わってきました、大人になってきました)。それでもだめ。あの人はもっとうまいはずなんでしょうが、何だか表情も暗いし、作り笑いが痛いし。そう、イタい。見ている側の見方もあくまで相対的なものだとつくづく思います。子供が出てきた頃には今私が言っているような理由で排除していたものが、無味乾燥な機械的な技を、技術点なんて評価して高点数を与え始める、すればクルクルちゃん達が伸してくる、歳取ればくるくる回れませんから。クルクル回れなくても何とかならんかい?ってのが大人の女の課題なんでしょうね、点数にならぬと知ってイナバウアーやり続けた金メダリストのように。あそこを突破口にして、なんてことなんでしょうが、陸上などのように客観的なタイムトライアルではない、その人を見て技を見て人が評価する競技は、見た目が大きな(最大の)要素でしょう。そこを考えないと、ですね。私如きが言わずとも、十分考えているのでしょうが、そうであればまだまだ足りませんわ。そう思いました。歳を取るというのは、自分より優れた才能と争うというのは辛いことですねぇ。
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気質

2007-11-08 08:42:40 | Weblog
広島新井FA宣言して広島出るようです。今のままじゃ(チャンスに弱い弱い、昔の巨人の原のように、先輩の小早川のように)どうにもならんと思ったのでしょうし、こんな弱いチームでやってられるかという思いも強いんでしょうね、黒田が出ていったら勝てるピッチャーがいなくなりますから。阪神へ行って化ければいいでしょう。それとも札束で頬叩かれて巨人で潰されましょうか、江藤のように。でも、この二人が出てしまうと、広島どうなるんでしょうね。楽天化です。ああ、広島。あの黄金時代が伝説化してしまいました。昔日の夢です。もう一つ、昨夜女子バレーボール、見るとはなしに見てました。例によってきっと勝つ、神風が吹く!って構えでした、過剰実況の雨霰。ま、こっちも馴れてしまいましたから聞き流すことができるようになってます、でゲームです。ああ、力の差、能力の差、体のつくりの差、速さの差。歴然でした。ちょっと見ただけですが、素人目に歴然。日本人も大きいんですよ、ネット越しに並んでも身長には遜色ないところ。でも、違うわスピードが。日本人はスローモーションです、いち、にぃの、さん!でアタックしますから、向こうには丸見えです、向こうはアッアッという間に飛んでくる。よくある光景、こっちが一歩も動けぬうちにグサッとスパイクが刺さる。短い時間にそんな場面ばかりです。大きい日本人はのっそりのっそり(に見える)。失礼ながら、イタリアの大女たちはNBA並み、日本人はジャイアント馬場、バスケットの岡山並み。そう見えました。いえ、顔がじゃないですよ、動きがです。あれじゃぁ10回やっても10回負けます。とんでもない差です。イタリアのプロリーグに今タレントやってる大女大林が行ってましたね、でも全然話にならなかったでしょう。これは身体能力の差、体もつくりの差であって、訓練とかトレーニングとかで埋まる差ではないのです。見た目は同じ190cmでも朝青龍と幕下くらいのスピード差があるのです。飛び上がる速さ、打ち下ろす速さ、反応の早さ。スポーツは即ちスピードの競いです。格闘技でも球技でも何でもです。そう再認識させてくれた数分でした。
 小沢さん、プッツン切れたとか平気。言葉で生きる人間の言葉じゃないですね、びっくりします。そして今までの言い訳を、不器用で口べたな東北人の気質の所為だって言います。これもびっくり。こんなに人ごとにしていいんでしょうかね。東北人達はこれでいいんですかね。認めてしまうんでしょうかね、漫才でボケているんじゃないんですよ。B&Bが岡山の悪口言ってるんじゃないんですから。それとも東北人は我らが小沢を擁護しましょうか。うんだ、うんだ、なんて言って。それじゃぁいけんじゃろう?
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がっかり

2007-11-07 08:40:54 | Weblog
血液サラサラ詐欺、何て悪い奴らだっていう流れですけど、あの手口、ためしてガッテンやらみのもんたのやらその手の健康マニア相手の番組でよく使われているものと全く一緒なんですよ。事実、何度も何度も「検証」されるあの映像、白黒画面(赤白画面ですか)に丸い玉が流れていく画像、いくつもが数珠繋ぎになって流れない画像、誰でも一度は見たことがあるでしょう?つまりそれだけ垂れ流されてる映像だってわけです。じゃぁ、詐欺事件じゃない健康番組でどういう説明されているかというと、同じこと言ってるんですよ。「血液サラサラ」なんてコピー、糸井重里辺りが考えたんでしょうか、これ自体が詐欺なんです。赤血球(画像の丸い玉は赤血球だそうですから)は血管の中を流れるんです、採血して外に出して、何がどういう具合にサラサラなんでしょうかね。いや、健康番組ではもっと違う方法で映しているんでしょう、指先か耳たぶか体表面にある透けて見やすい血管を選んで何とか画像にしているとかね。それにしても体の端々での出来事です、そんな現象でもって心臓の血流やら脳の血流やらを推測しようと言う無茶(嘘)なんです。平気で言いますよバラエティー番組御用学者、御用医者達は「こういうのがドロドロ状態です。心筋梗塞や脳梗塞になりやすいです」なんて大与太を。どこかの研究所で白衣着た研究員らしき人が何やら物々しい機械にサンプルを(血液を)流し込む、画面に映るゲートの間を丸い玉が通っていく、スムーズに流れるケース、球が何個か引っ付いて重なってゲートをくぐっていけないケース、その二つを対比して「どうですか?お客さん!」の世界です。ブレスレットで金儲けしたおっさん
達と手口は何も違わないのです。簡略化しただけ、このおっさん達の方が頭がよかったのかもしれません。あれだけ易々とおばちゃん達が騙されたのは、そういう基礎知識、先入観があったからに違いないでしょう?映像的においしいんです、見た目インパクトがありますから。一目で分かる、説明が要らない。TVが好きそうな画材です。だから大きな嘘になっちゃって騙されてるってわけです。あれは大嘘ですよ。あんな端々の出来事であなたの運命を占えるわけがありません。どうぞ魔法の杖などお探しにならぬように。
 小沢さんまたブサイクなこと。もっと情けないのは鳩山。陰に隠れて何も言わない菅。あんなドタバタ平気で人目に晒して、恥を忍んで復帰するらしいです。盛んにこの騒動のうちに聞いた言葉、当選回数別の会合。これ面白いと思いました、運動会系年功序列。ぺーぺーの一回生(さくらパパのような連中)とは確かに同じレベルでは話せないでしょうがねぇ、3回生と5回生とでどう違うんですかね。所詮は人間の性、同環境の者達で群れる性、ってわけですか。大したことないですわね、前から思ってましたが、国会議員連中。強い者に縋るばかり。国民の信頼、有権者の不信なんて新聞は目先をはぐらかしますが、単にお家騒動、小沢さんのパフォーマンス。地を固めるために降らせた雨だそうですから。地方の有権者?そんなこと露考えてはいませんよ。民主党信じたあなたが馬鹿だったってことです。ナンバー2も3も4もいなかった、あそこには大ボス一人しかいなかった。やっぱり、ガキの集まり、年取ったガキの集まりだったてことでした。偉そうに、物知りげにいうだけですわ。わかっていたことではありますが、やっぱりがっかり。
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老獪

2007-11-06 08:42:45 | Weblog
学者や有識者連中がいじめの定義を緩くしたら去年の6倍になっちゃったというバカ報道です。雁首並べて何~にをやってんでしょうねぇ。どう変えたかというと、被害に会う本人がいじめと感じたらそれはいじめなんだ、そうです。どこかで聞いたですよ、そうそうセクハラの定義、女が嫌だと思ったらそれはすべてセクハラだって。これは社民党の女党首が言ってたのを聞いたことでした、昔の話ですが。で、NHKは詳しく教えてくれます、いじめの内容は、ひやかし・悪口が70%、仲間はずれ・無視が25%だそうです。ひやかし?子供の社会にも主流、反主流、非主流、傍流いろいろあったですよね、あなたはどこでしたか?。むろん程度の差はあるにせよ、もっと客観的に見ないとどうですかねぇ。というよりそもそもこんな定義自体が意味あるのか、そのケースケースでそこにいる担任教員が捌いていけばいいことなのに、です。全体のデータってのがどれだけ意味があるんでしょうね。数を大きくして、あれこれ割り算して比率出して検討終わりって世界ですから、中身が全くありません。そんな連中に外枠ばっかりいじられて、現場さん達困りましょうねぇ。こういうのを役人仕事って言うんです。見た目を整えるだけ。ですね。
 民主党ガタガタ揺れてます。昨夜TVで女議員が吠えてましたよ、民主党の連中はガキばっかり、評論家ばっかりだって。うまい!その通りですね。新聞は言います、民主党が培ってきた議論の文化がこの男(小沢)によって壊されようとしている、そこへの反発だって。それがガキだって言うの!天声人語は小沢をこき下ろしてます。朝日は小沢嫌いだったんでしたかね、気がついていませんでした。しかし、見事にガタガタですね。鳩山も菅も岡田も前原もシンパもアンチもどなたもこなたもバタバタです。まだこれに加えて極左横路なんてのもいる党です。女議員の言を借りると、頭でっかちのガキの集団をまとめるには大声、暴力、恫喝ですか。小沢さんの他にいないですものね。巨人の原みたいなもので。こうやって十分に揺さぶっておいて、俺しかいないんだろう?と思い知らせて、さらに権力強化するって筋書きでしょうか。安倍さん転けてすぐに福田さんを持ってくるようなしたたかさがないんですね、老獪さが皆無というか。そこを読み切っての大パフォーマンス。自分の党をあれだけ悪し様に罵った責任は大きい!なんて噛みついてる奴もいるようですが、丸無視です。今はそんなこと言ってる場合じゃない!って。風はどんどん小沢さんに吹き込んでいきますか。
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業界人

2007-11-05 08:42:06 | Weblog
小沢事件、どうお考えですか。安倍さんの突然の辞職を評してお坊ちゃんが駄々こねちゃった風に言った社民党女党首は、今から野党で頑張ろうという時に困ったことだ、なんて言ってます。所詮こんな程度のおばさんなんですが、とほほ。新聞にはもちろん賛否両論です、非難と擁護。例えば読売は党首の危機感共有されず、毎日は人心離れ意欲失う、と書きます。破壊屋の面目なんて書くのもあります。NHKニュースでは、小沢という政治家は云々と、この人の来し方から言い起こして、この騒動を因果づけようとします。民主党党首の小沢ではなくて、小沢という政治家という捉え方です。つまり今の肩書きも仮の住まいって謂です。民主党のためにやってるんじゃない、俺の信念野望のためにやっている、とも言い換えられますか、そういう捉え方。いやこの人に限りません、誰でも自分の頭の中のものしか出せません、経験してきたことしか言えません。でも、この人の場合は来し方が尋常ではないから、マスコミは、というより私並みの凡百な連中はこういう枕を振るってわけです。だからそう言ったでしょう?ってね。実際の場面を見ていないので、新聞記事を読むばかりで考えていますが、でもこの人の性癖ばかりは変わらないということなんでしょうね。安倍さんのような混乱からの突発事故ではなくて、予定の行動。今の民主党のような右から極左までの寄り合い所帯では小沢手法は毛嫌いされましょう、そんなことは私の如き素人外野からも見えます。わかってやってるはずでしょうに、というのが極々一般的な感想その一です。でも、投げる。お前らには政権なんぞは獲れん!と投げる。そこには鳩山も菅も岡田も誰も見えません。異質。全く異質。あの集団(民主党)の中では一人異色。こうなるべきして・・と言えば余りに陳腐ですが、このタイミングがまたすごいことではありますね。こうやって民主党を揺さぶって、今からもう一度連立の効能をわからぬ奴らに説いていけばいいのに、とこれまた外野は思います。参院第一党の党首ですよ。この地位を投げてどうするんですか。この地位にあればこそ一言一言に世間が注目するんですから。でも所詮は素人の考え、この人辺りのレベルになると違うんでしょうか。結果とすれば安倍さんと変わらぬことになりました。言うこと聞かないならやめる。それでいいんでしょうね。思えば楽な業界ですな、それでも食い扶持は保たれているんですよ、議員辞めたわけではないですからこの二人。なんだかなぁ。
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人間様

2007-11-04 09:34:00 | Weblog
イギリスかどこかで、400年生きてきた(貝殻の年輪で分かるんだそうです)二枚貝が見つかって、こりゃすごいとあれこれ調べている内に当の貝は死んでしまったそうです。コラムによると、シェイクスピアが物語り書いている時をこの貝は知っている、とやら、さぞや退屈な日々だったであろうなんて当地のマスコミは勝手なこと書いていたそうですが、殺さずに元に戻してやることはできなかったのかとの憤りでコラム子はまとめています。うむ、先の札幌のマンション、いきなり大きな角した鹿がやってきてのひと騒動、あれも結局殺してしまったでしょう。角で窓ガラス割ってくれたから画像的にもおいしいこと、乱暴狼藉と印象づけられましたから。でも、あの捕まえ方えげつなかったですねぇ。あんなことするなら、せっかく(例によってマニュアル通りに)地元の猟友会が呼ばれているんなら、あれだけ近い距離ならまさか撃ち損じないでしょう、ズドンと一発やればよかったじゃないですか。おいしい場面を編集して流してるんでしょうが、結局残酷この上ないことで、角に投げ輪が掛かってそれを締め上げる、窓枠を滑車にして締め上げる、あんな角度で自由を奪えば絞首刑です、鹿は暴れるに違いないじゃないですか。あれは首の骨が折れて死んだんですよ。後の映像で心配げに酸素マスク付けてるのが流れましたが、何たる偽善!殺すなら殺すでズドンとやってやれ。あんな捕り方じゃぁ手慰みです。猟友会ってのはああやって鹿やら猪やら熊やらを捕まえてるんですか?市街地で発砲はできない?みんな非難させれば済むことです。全くつまんない動物愛護ですわね。貝の一件もそう。鹿と貝とじゃぁこっちの思い入れも違いますが(貝が死んでもあまりかわいそうだとは思わないですが)、シーラカンスと一緒で、やはり捕まると管理されてしまいます、死んだら剥製です。いずれにせよ元に戻すなんてことにはならなかったんでしょうね、所詮は人間様の都合ですから。歴史を支配しているのは人間様ですから。鹿の騒動の際に古館が言ってました、少なくなると保護する、多くなりすぎると排除する、人間の勝手に過ぎないか、共生の難しさを感じる、なんて与太を。そんなカラカラの正論ばかり言ってるから、動物保護団体のやりたい放題にしているからこんな見え見えの偽善が罷り通っているというわけです。
 彼の地での給油活動ができなくなって日本に帰還する自衛隊船の模様が放映されてました、指揮官と思しき人が号令です、只今より祖国日本に向かう進路を取る、と。背筋が伸びる思いがしました。陳腐な感想なのでしょうが、こういう仕事をしている人達がいる、こういう危険な仕事を引き受けてくれている人達がいる、そして上官の祖国日本という言葉。こういう時のこの業界のマニュアルなのかもしれませんが、ああと思いが引き締まりますね。政府の、国の命令に従容と彼の地に赴き任務遂行する、その大元に今どれだけの先見配慮があるのか、天下国家を思う気持ちに溢れているのか、政争の具に貶めているだけの政治屋達を振り返るに切歯する思いが沸き上がります。
 大連立の話、実は小沢から持ちかけたもので、福田が誘った形にしてくれたら民主党はまとめるから、なんて話だったとか。まさに給油法案を餌にした野合話でした。昨日あれこれ書きましたが、小沢の思いはそうだったんでしょうね、取り敢えず与党になっておけって。でも、こうなれば民主党の左翼連中が、反小沢連中が反発します、民主党を割る気か?!なんてね。割る気ですもん、そうなればもう一度自民党員に戻ればいいことですから。民主党が無茶苦茶になるって党議員達は騒いでますが、そうでしょうね、その通りになるでしょうね。ポストと金でどんどん引き抜かれますよ。寝技は昔から自民党のお家芸です。一方自民党はどうか、これは当初ぎくしゃくはするんでしょうが、相応にポスト与えて法案通していけば、衆院選、自民対民主なんて絵柄じゃなくなります。同じ色になります。共産党が各選挙区一候補の方針を変えて、候補立てない選挙区を作ると発表しましたから、自民、民主の色の差がなくなれば自民党にはとっても都合のいいことです。取り込むは自民党に利なんだと思います。そして民主党じゃなくて小沢に利。だから反対した。で、今回は小沢が折れて、頓挫した。政権獲りは正攻法で。分かり易く、理解を得やすく、そして今の勢いを保てれば不可能ではない方法。衆院選で勝つ。なれば早く解散総選挙です。2年を待てないでしょう、人の心は移ろいますから。年金叩いて、給油潰し、医療崩壊を煽って、原油につれて物価の高騰がおそらく追い打ちしましょう、中韓にまたなにか因縁つけさせれば(金大中事件の蒸し返しのように)「民意を問う」なんてことになるんでしょう。金ばかり使って、よくない方向に進んでいく。いいんですかね。本当に民主党で、いいんですか諸姉諸兄。
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2007-11-03 09:25:18 | Weblog
落合采配、完全試合を消してしまったあの継投に賛否両論です。その後、落合と当の山井の言う事実が微妙に違うので、記者が面白がってつついています。曰く、山井がいっぱいいっぱいと言ったのでと落合、投げれば投げられた(まだ80何球でしたから)と山井。まめが潰れていた、血の付いたユニフォームを見たら考えると落合、まめは4回に潰れていた(そのまま8回まで投げられたわけです)と山井。あれれ?こりゃあ好餌。美味しいところですわ。新聞は書きます、どんな状況であれ最後は岩瀬と決めていたと言えばそれでよかったのに、と。これまたずるい書き方で、それならそれで、プロ野球をつまらなくするな!なんて非難になったでしょうに。言いたい人には言わせておけばいい、ベンチを預かっているのは俺だ、と落合は扉を閉めます。ま、これが一番ですね、事実は変わりません。理由がどうであれ、文字通りの千載一遇の大チャンスを無にしたのは落合ですから。
 小沢さん、思わぬ逆風です。実は私間抜けなことに、この自民党との野合(世は大連合などと言ってますが)破談話、正式に蹴って真っ正面から国盗りにいく、政権を獲りにいくという民主党の意思表示でいいじゃないの、小沢さんとすれば民主党を与党化して昔のように後ろから操るって立場にいたいんだろうに、とくらいに思ってました、野合(大連立)話を持ち帰ったってのもそういう手続き踏んだだけのことだろう、何て言っても右から極左まで色々いる党だからというくらいの認識でした。自民党も本当に何でもありかい、そう言やぁゲジゲジ眉毛の社会党と組んだこともあったのぉ、そしてその前、野に下ったとき(政権から落ちたとき)の細川政権を後ろで糸引いていたのが小沢一郎で、なんて、民主党がうんぬんよりも自民党の節操のなさに呆れてました。でも新聞に、かの中曽根さんはこういう選択肢もあるはずだと肯定する。ああ、そんなもん?新聞でTVであれだけの騒ぎ、民主党内紛か?なんて言ってる。何?何故?女房に笑われました、あんたこそ何言ってんのよ。小沢さんがその話をその場で断らずに持ち帰ったと言うことは、その話に色気があったってことでしょう?って。ああ、なるほどね。そういう色気というか山っ気というか、党首の鎧の下に今までの破壊指向、黒幕指向の生臭さが匂ったんでしょう、そういうのに敏感な、根っから左翼体質の連中が猛反発したって図なんでしょうね。ああ、なるほどね。ここは要請を受けたって形にして与党に入り込んで順次食っていけばいい、その辺りに一番鼻が利いて顔が利くのがこの小沢さんでしょうし、向こうさんの選対委員長さん(古賀)と対張れるのもこの人くらいじゃないですか、ことによってはいま足元がぐらぐらしている小泉チルドレン連中をもこっちに引き込めるかも知れない、数で勝てるかも知れない。小沢組の連中にとれば、これも政権獲りに違いないわけです。一応形だけ首相には自民党のものを当てておいて、幹事長とか官房長官とかそういう要職を順次抑えていけば衆院選もこっちのもんですから。まさに政権獲り、国盗りですわ。でもそういう思惑が、左翼連中にはなんとも胡散臭い。今はいいけれど、この手に乗るとやがてまた壊されるんじゃないか。この人(小沢)の来し方考えればそのまんまです、いくつ野合してきたんです?同じ数だけ壊してきて。連中の、遠巻きに眉ひそめている姿は想像に余りあります。聞こえないように文句言ってる姿も目に浮かびます。今回は小沢さん、手続きに則っておとなしく矛収めました。鳩山の菅の他の左翼連中の顔を立てました。次はどうなりましょうね。結構面白いですねぇ。福田と小沢、どっちが狸でしょうね。どっちも食えぬは確かなことでしょうが。
 
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人気

2007-11-02 08:41:49 | Weblog
落合胴上げです、去年の丁度裏返しでした、名古屋ドームで大団円。昨日も含めて、とうとう何やかや用事があってこの日本シリーズひと試合通して見たゲームなかったのですが、昨日もウッズ、中村ノリがヒット打って先取点入れたところまでしか見られず(7回8回とはラジオで聴いていました、山井が完全試合やるか!と実況アナが叫んでいました)、あの中村への球見て、こりゃぁ第一戦の調子とは違うぞい、今日は打たれるか、中日優勝じゃと思いました。で、後でスポーツニュース見てあららでした。ダルビッシュよかったんですよ、全然読みが違いました。でも相手がもっとよかった、こっちがとことん打てなかったのでした。最後岩瀬に投げさせるところ、これでまた落合人気が落ちるんでしょうが、新聞には杉下茂が「山井がかわいそうだった」と言い、やくみつる(最近露出が多い漫画家です、亀田親父の叩き手です)は落合のことを「空気読めない奴だ」と一刀両断、TVでは野村が「普通は山井に投げさせる。完全試合ぞ」と言い、TVニュースのコメンテイターは「3勝3敗という場面ならいざしらず」と非難がましく言う。当の落合は、山井がいっぱいいっぱいだと言ったので交代にさほどの躊躇はなかったとしらっと言います。人気なくなるはずですわね、やくみつるの言うように、最後のバッターに、今年で引退する、この試合が最後になる2000本安打した田中が出てくるって場面があったじゃないか(結局このシリーズ田中は出ませんでしたから)、そこまで読めよという論です、肯けますね、プロ野球ですからね。結果が出ましたから噛みついても仕方のないことですが、こんな野球は面白くないわけです。そういうことですね。
 赤福などの期限偽装問題、週刊新潮で渡辺淳一が斬っています。消費期限の、賞味期限のとうるさいことだが、本当にその期限を越えると人体に危害が及ぶのか?そういう実験なり事例なりがあるのか?と書いてます。さよう、その通り。中国産の野菜やら薬やらペットフードやらの如く、食ったら飲んだら死ぬぞなんてレベルからはうんと遠く、下痢したり吐いたりなんてことも起こってない、食品としては安全なものであるのだろうに、という話です。むろん彼は、売れ残り品の冷凍、再包装、製造日消費期限の改竄行為は許されるものではない、多くの赤福ファンを裏切ったことは確かだと言います。これもその通り。赤福という老舗、大ブランドだからの大叩きではあるのですし、次から次とこの手の不祥事が内部告発で上がってきての風潮も不運だったということなのでしょうが、もっと根本の定義をしっかりするべきでしょう。集団暴力に訴える前に、なんちゃら期限の定義をちゃんとすること。マスコミの暴力を役所が煽動している図ですから処置に悪いわけです。この説に賛同します。是非ご一読を。
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例外

2007-11-01 08:39:59 | Weblog
沖縄戦集団自決教科書問題、教科書会社が記述の修正申請するそうです。NHKが解説付きで報道します、あの11万人集会の絵(週刊誌によると2万人もいなかったそうです、それを主催者は全く訂正しないという厚顔、どこかの祭の人出じゃないって言うの)そして例の高校生の「おじい、おばあ(沖縄弁がうんとポピュラーになりましたから)の言葉が嘘だと言うんでしょうか?!」なんて弁論大会調演説をバックに、です。もういいですね、辟易です。ただ解説聞いてへぇと思いました、文部科学省は改訂要求を受け付けないそうです、そういう政治的圧力に負けるという形にはできないというわけです。それでは、という苦肉の策と言うかただの脇道と言うか、教科書会社から申請させて、それを受けて今一度協議いたしましょうという茶番だそうです。なるほどね。政治圧力に負けていることには何の違いもないことですが、まず手続きを、です。役人が考えそうなことです。文相のコメントありましたが、キャプションに「しんし」ですわ、真摯と表記すればいいのにと、この手続きにもイライラすることでした。
 岩国井原さん、前門の虎後門の狼状態です。市庁舎建設にかかる補正予算案、市議会には三たび否定されるわ、国からの補助金(米軍再編にかかる交付金)交付の対象市町村から外されるわ。近隣の大竹、和木、そして周防大島にはおりてくるんです、基地のある当の岩国が外される事態。周防大島町長は、しょうがないわなあれだけ反対したら、とそのままの正直なコメント。日経は市長死に体と書きます。辞職して今一度民意を問うという方向だろうが、仮に再選されても議会が変わらねば同じことだ、と。うむ、当初から予想されていた事態、こうなるとわかっていた市長、どうしますかね。どうしますかねって言っても、自腹斬るにはちと額が大きすぎるし、味方の市民運動家達が募金しても三十数億にはおそらく届きませんわ、地元の企業はおそらく国側県側ですからそっちも期待薄、おのずと道は一つ。これだけ反対しましたが、というオチでしょう。ならばどうしてもっと早くに、なんて非難も出ますでしょう。どこまで引っ張るのでしょうか、要はそこだけですが、何だか気の毒にもなります、騒音や治安、彼の言うことは間違いじゃないですから。岩国の業。こう括ってしまうと国側体制側の謂ですが、長いものには巻かれるしかないという、人間社会の大原則に例外はないのでしょう。
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