柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

例外

2007-11-01 08:39:59 | Weblog
沖縄戦集団自決教科書問題、教科書会社が記述の修正申請するそうです。NHKが解説付きで報道します、あの11万人集会の絵(週刊誌によると2万人もいなかったそうです、それを主催者は全く訂正しないという厚顔、どこかの祭の人出じゃないって言うの)そして例の高校生の「おじい、おばあ(沖縄弁がうんとポピュラーになりましたから)の言葉が嘘だと言うんでしょうか?!」なんて弁論大会調演説をバックに、です。もういいですね、辟易です。ただ解説聞いてへぇと思いました、文部科学省は改訂要求を受け付けないそうです、そういう政治的圧力に負けるという形にはできないというわけです。それでは、という苦肉の策と言うかただの脇道と言うか、教科書会社から申請させて、それを受けて今一度協議いたしましょうという茶番だそうです。なるほどね。政治圧力に負けていることには何の違いもないことですが、まず手続きを、です。役人が考えそうなことです。文相のコメントありましたが、キャプションに「しんし」ですわ、真摯と表記すればいいのにと、この手続きにもイライラすることでした。
 岩国井原さん、前門の虎後門の狼状態です。市庁舎建設にかかる補正予算案、市議会には三たび否定されるわ、国からの補助金(米軍再編にかかる交付金)交付の対象市町村から外されるわ。近隣の大竹、和木、そして周防大島にはおりてくるんです、基地のある当の岩国が外される事態。周防大島町長は、しょうがないわなあれだけ反対したら、とそのままの正直なコメント。日経は市長死に体と書きます。辞職して今一度民意を問うという方向だろうが、仮に再選されても議会が変わらねば同じことだ、と。うむ、当初から予想されていた事態、こうなるとわかっていた市長、どうしますかね。どうしますかねって言っても、自腹斬るにはちと額が大きすぎるし、味方の市民運動家達が募金しても三十数億にはおそらく届きませんわ、地元の企業はおそらく国側県側ですからそっちも期待薄、おのずと道は一つ。これだけ反対しましたが、というオチでしょう。ならばどうしてもっと早くに、なんて非難も出ますでしょう。どこまで引っ張るのでしょうか、要はそこだけですが、何だか気の毒にもなります、騒音や治安、彼の言うことは間違いじゃないですから。岩国の業。こう括ってしまうと国側体制側の謂ですが、長いものには巻かれるしかないという、人間社会の大原則に例外はないのでしょう。
コメント
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