城下

連日の国会中継です。昼の部を見ることができるのですが、先にも書きましたが野党連中の質問が失言誘いの定義問い、前言確認ばかりで面白くないのです。党首討論の際に共産党志位さんがいきなり持ち出したポツダム宣言、詳らかに知らないと安倍さんが答えてしまったもんだから、の顛末でまたまた俎上に上がってますが、時間をかけて答えさせると安倍さんタカ派の面目躍如です。日本が悪かった、だから戦争になって正義の味方が掣肘した、こういう結末に向けての宣言で、これを受諾せねばもっと爆弾落すぞだったのですから、戦争を継続する力のなかった以上は受けるのみです、そういう経緯であったわけです。日本が世界制覇を企んだ、そういう戦争だったと書いてあるんだそうです。戦意喪失している状況での城下の盟ですから否応なく呑むばかりです。それが正式な降伏に繋がっていきます。それこそが戦後の原則だと志位さんは迫ったわけですが、とんでもない。どこまでも日本が嫌いなんですなぁこの連中は。戦時の異様さ、獰猛さ、暴力性をいつまでも引っ張るはさすがに階級闘争暴力革命を是認する連中です。そこを考えの届かぬ浅薄な若造がわかったように問い質す。当時の指導者とすればぞの選択はやむを得なかったんじゃないかというわけです。遡り遡りして、あの戦争自体が無謀だったというのは暴論です。だから戦争するなという理屈はあまりに幼稚でしょう。
　町村さんが死亡したと。ええ？4月に軽い脳梗塞でドクターストップだと衆院議長を辞めて入院したところですよね。確かに病人顔でしたが、発表の通り本当に脳梗塞で亡くなったのであれば、入院後に新たにひどい脳梗塞を発症したのか、根本的治療しようとして（血管広げるとか、繋ぐとか、あるいは心房細動加療中に）トラブッて亡くなったか。この急さは何かが起こったのですよ。「軽い脳梗塞」が人を殺しませんから。癌、ですか？末期癌だったとか。ううむ、急な話でした。合掌。