柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

手続

2015-06-10 08:20:18 | Weblog
安倍さんが何とか通そうとしている安全保障関連法案、先の公聴会で呼ばれた憲法学者三人が三人ともに違憲だと斬ったことで、マスコミは勢いを得たか盛んに煽ります。立法手続きは最終段階です、閣議決定して国会での採決です、「それでは(案)を消して下さい」とはあちこちの総会で予算や予定案が可決されたときの議長の定番台詞ですが、もうすぐです。から、ここで止まれません、安倍さんも一応反論します。マスコミは世の憲法学者にアンケートを採って専門家の定説を強調します、殆どの学者が違憲だと言うそうです。マスコミや枝野さんはじめ反対側の弁護士達はこの結果を待ってたわけで、谷垣さんや高村さん(こちらも弁護士)に向けてもう一度憲法の教科書読み直すがいいと挑発してます。いいえ、専門家ってのはこういうもんで、寄らば大樹の陰なのです、本流側(安全地帯)にいればいいわけですから。だから安倍さんとすれば、法界の岩盤定説に逆らっても詮なきことですから、9条の原理原則を踏み外してはいない、と論点を外しにかかるわけです。現状に即して対応するのだ。こっちも強い理由ですから。
 で、やるだろうなと思ってた村山・河野のツーショット会見を日本記者クラブがやってます。この時期にニュース性は満点です、内容もおよそ想像付きますから余計に。一強安倍さんに歯向かえるか。ゲジ眉村山富市さん90歳超だそうです、矍鑠!阪神淡路大震災の時の首相、大ミソつけた首相です。何にもやれなかった(のちの民主党政権の如く)人ですが、これだけが残ってる。こっち筋の論者からはこの二本の談話こそが亡国の象徴なのですが、こちらはこちらでまだまだ口舌さわやかです。立憲主義を蔑ろにしてる、民意に沿えと概論の振り回しです。現状への対応としての観点がないんですねぇ。空想で生きてきた人(それこそがイデオロギーですが)にはいくつになってもわからぬことなんでしょうなぁ。
コメント
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