柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

慎重

2015-06-18 08:22:09 | Weblog
MERS、WHOが乗り込んで段々に大仰になってます。感染力は強くない、飛沫感染だからそんなに危険じゃない。初めはそういうアナウンスでしたが、死者がどんどん増えますから。昨昼のTBSのワイドショーに専門家の女医師が出てました、この人がまた弾けてる人で、偉そうに言ってるけど私も見たことがないとか、経験の少ないウイルス感染の予想などできないとバッサリ本音ばかり。笑いましたが、これが本当ですわ。流行るだけ流行ってやがて自然終息する。人知の介入部分は限られてる。熱が出てる人は出歩くなとか、自宅隔離なんて言うけれど、そんなこと徹底する筈がない!とも斬ってました。所詮は奈良平安時代と大きく変わらないのです対応の仕方は。違うのは科学的解明力(技術を駆使した微細に亘る説明)と情報量です。いくら電子顕微鏡像を示されてもそれがどうした?です。それを潰す手立てがないのですから。こういう警告がテロップにありましたよ、感染が疑われる症状が出たら医療機関に行くなって。ええ?医者にかかるな?そんな無茶な。そのココロは「保健所に相談しろ」ですけど、そんな判断が素人さんにできる筈がないですよ。これが公衆衛生学的対応ですか?全くの机上論。呆れました。
 iPS細胞、黄斑変性症という目の病気に記念すべき一例目が臨床提供された事でしたが、二例目に遺伝子上の異常が出たので見送ったという記事が小さく出てます。が、この判断、山中さん偉い(こういう表現でいいのかどうかですが)なと本当に感心します。再生医療で一人勝ちの独壇場です、イケイケドンドンでいい筈ですが慎重。慎重居士。この態度が次の発展に繋がるんですね、感心することです。この人は違いますよ。
コメント
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