柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

拱手

2015-06-07 14:10:30 | Weblog
当地は立派な鄙の地なのですが、それを実感するのはどういう時か。物事、品物、情報等へのアクセスの悪さを感じる時ですね、単純に都会への地理的距離、時間的距離、欲しいものを買いに行こうにも近くにない。さすがに情報については三日遅れの新聞なんてことはないですし、映る局数は少ないですがNHK見てる分にはきっと都会と同じ情報得られます、インターネット環境下には情報に関して言えば都鄙の差はないことなのでしょう。欲しいものを手に入れるという面についても今やネット通販の花盛りです。実物見て手にとって買うということに拘らねば(カタログ購入)当地でも三四日待てば何でも届きます。宅配便の発達です。町の店が潰れる筈です。地理的距離ばかりはどうにも変えられませんが、かかる時間は短縮できます。これが一番の実感ですかね。東京へ行く用事があって、行きは新幹線、帰りは羽田から岩国でした。前も書いたと思いますが在来線使うなら広島に出るより徳山から乗るが効率いいのです。が、今回は目的時間に会う「のぞみ」がなくて一番長時間のパターンでした。柳井を8時45分に乗って東京が14時半。6時間弱。広島までが1時間半ですから。ここが一番長い(遅い)のです、ここが一番「田舎」なところです。まさに言う所の鈍行。帰り。羽田が9時で岩国に10時20分です。ここから車で30分。この違いは大きいですわね。岩国空港万歳なのです、事実県東部の人間はもとより、広島県西部の人も広島空港よりこちらを使うようになっているそうです。人を企業を呼びよせるためには一にも二にもアクセスだと、政治家や商工会が繰り言ることですが、年に一度あるかないかの上京でも、飛行機嫌いの私ごときでもこう感じてしまうほどの差は甚大です。岩国空港万歳。ここを機にせずして何を拱手しているや?
コメント
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