柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

異様

2009-01-15 07:51:41 | Weblog
上原2年9億円、川上3年21億円だそうです。野茂が開けてイチローが展いたこの世界、不況もどこ吹く風です。日本人の評価は高いんでしょうね。張本がさかんに言う、日本の野球の方がアメリカのものより上等だというのは向こうさん達も認めているのでしょうか。しかし資源流出という意味では由々しき問題ではありましょうね。巨人の上原、中日の川上でなくなったんですから。
 父親殺しの少年の精神鑑定書を精神科医が女ジャーナリストに渡して、講談社の依頼でそれを本にした事件、確か情報流した医者が有罪、このライターはお咎め無しだったんでしたよね、このフリージャーナリスト(こういう呼称がよくわかりませんね、ネタを依頼されてルポルタージュという名の文章を書く人達ですね、つまりは売文屋達)が今までは殊勝にも取材元情報元を言わなかったのですが、今回はっきりこの医者だと明言しました。すでに医者がこの女に渡したと話している、講談社側も認めているという背景の出来事ですから、外野から見ている分には大したことじゃないように思いますがこれが違うようです。ジャーナリストの風上にも置けぬという非難です。取材元を秘匿するのはジャーナリストの守るべき大原則、イロハのイだと。なるほど、ここまで外堀埋められた(事実が明々白々の)環境に置いても、知らぬ言えぬを貫かねばならなかったというわけです。よく判決言い渡しの際の理由の使われる、その職業に対する社会的信用を失墜させた罪は大きいなんてことでしょうか。この女ジャーナリストの行く末を知りたいですね。職業人として抹殺されるんでしょうか。確かに危ない奴というレッテルは貼られますかね。それぞれの職業にそれぞれの鉄則がある、守るべき一線がある、それは誰に聞くともなく身に沁み自ずから行動を抑制するものであると知ることでした。
 35歳の母親が、5人子を産んで、その4人を手にかけた、それも病院に入れて点滴に汚水を混入させてという事件。呆れると言うべきか、それより何より言葉を失うと表現するべきか。こういう子殺しの事件を聞くたびに私は殺された子の運命と殺した親の来し方という観方をしてきました。また男の女の差異、つまり母親特有の、男にはわかりようのない気持ちなり感情なりのうねりが、私にはわからぬこと故に原因かもしれないなんて勝手に推測もしてきました。でも今回は猟奇的とも言えるほどの異様さです。新聞によれば何やら小難しい病名がついて、病人だったという免罪されそうですが、なんとも後味の悪いことです。やはり運命論で処理すべきなんでしょうか、この親の子に産まれた悲運。配偶者はどんな奴なんでしょうね。別にこっちが悪い訳じゃないんですが、どうにかできなかったのでしょうか、おかしいと思っていたでしょうにね、一度ならず四人ですよ。言い方がえげつないですが、殺しては産み殺しては産みの異様。この妻にしてこの夫の様相でしょうか。聞かされて胸が悪くなる、でも自分の子を手にかけただけのこと他人様には迷惑はかからぬこと(病院はいい迷惑ですが)、わざわざ報道してくれなんて誰も頼んでいない、なんてことになれば黙るしかないのでしょうかね。
コメント
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