柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

安全

2009-01-08 08:02:42 | Weblog
遡、謎、遜の三字のしんにゅう(しんにょうが正しいそうです)が二点になるんだそうです。もともとしんにゅうは二点だったんですよね。遡る、這うという字は二点しんにゅうが似合うと昔から思っていて書くときにはわざとそう書いてきたのですが、もともとがこういう字であるのに戦後の簡易化でどんどんおかしな字にしていく、当用の常用のと区別していく事自体が愚策だったのに、こういう措置にもあれこれ反対があるそうです。現場が混乱するなんて。与太言いなさんな、教員がしっかり勉強すればいいことです。今更旧かな使いに戻せと言うじゃなく、ゐやゑ、ヰ、ヱをそれぞれい、え、イ、エと使い分けなさいなんて「難しいこと」いってるんじゃないんです(この使い分けを思うに、昔の日本語は如何に表現力に富んでいたかということです。戦後の愚民政策が如何に愚かであったかです)。懐古趣味ではなくて、本字、正字に戻っていくは大事な傾向と私は歓迎します。
 平成の御代二十年です。昭和64年1月7日、よく覚えています、広島の病院で朝から急ぎの手術して、天皇崩御を知って、TVのどの局も一斉に薄墨色、歌舞音曲の自粛という変化に驚きました。長く御不例であっていつか近いうちにと誰もが知っていた中でのできごとでしたが、果たしてその時が来た時のマスコミのオーバーさには驚きましたね。今は亡き小渕さんが平成と大書きした半紙掲げて次の元号を発表していたのもはっきり覚えています。あれから二十年です。過ぎてしまえばあっという間です。あの時の記憶が鮮明である分、時の流れの早さも強く感じます。皆さんはいかがでしょうか。
 イラクで(アフガンでしたか)誘拐された日本人女医が解放されたそうです。長く拘束されたものですが、ここにもまた多額の身代金が支払われたんでしょうね。先に誘拐されて解放された男には多額の金が渡ったとこの前公表されたところです。どうなんでしょうね。よく石原慎太郎が国家の国民に対する責任と言う話題に出す譬え話、理不尽に誘拐された自国民をアメリカは軍隊動かして救出に行くのだ、日本はそういう事をしないから愛国心が育たないのだという言及がありますが、こういう危険な場所に自らの正義感だけで、もっと正確に言えば周りが止めているのに勝手に行って難儀にあって助けてくださいもないもんだとも思うわけです。これがたとえば国の命令で派遣されている自衛官達が拉致されたとなれば、本当は相手潰すくらいの軍事行動で奪還するべきなんでしょうが、まぁ身代金解決もやむないかとなりましょうが、こういう独り善がりの市民活動家にそんな国費を費やすが適当なんでしょうかね。承服しかねますね。こうやってテロとは断固闘うなんて口では勇ましいくせに、敵さんたちに資金調達しているというわけです、しっかりやりなさいよと言ってるようなもんです。人の命は地球より重いなんて与太がこの国では未だに通用するという証拠なんでしょう。テロと共存するならちゃんとそうやりなさいな。そういえば何年か前に、複数人誘拐されて今回のように無事解放されたはいいが、その帰りの運賃を本人達が払うの払わないのとまことつまらぬことで話題になったことがあったですね。こんなバカ達からはひん剥いてやればいいんですわ。何百万もね。そう思います。国民の安全をはき違えてますね。そう思いませんか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする