柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

本性

2008-09-30 08:43:09 | Weblog
麻生さんの所信表明演説、実際を聞けなかったんですが、朝刊に全文が載ってます。どの新聞も、型破り、野党へ質問するとは何事?民主党批判とは・・と概ね批判的です。見出しが踊ってます、それを読んだ後に演説内容読みました。いいですねぇ。特に前文がいいですよ。こうやって鼓舞してもらいたいんです。日本人はこんな事では負けないんだって。どういう抑揚で喋ったのか、おそらくは野次怒号の中での喋りだったんでしょうけれど、聞いてみたかったと本当に残念に思いました。それくらい活字に起こして読んでもリズムのあるいい文章と思いました。こういう文章が、こういう話し言葉こそが人の心に届くものなのではないんでしょうか。俺達は負けない、俺達の先祖達はそうやって日本を建て維持し発展させてきたんだ、自信を持とう、これから巻き返すんだと。この人が常に言ってる年寄りを使えという論も賛成ですし、不安の解消が第一だという考え方も賛成です。不安要素ばかりを書きだし並べて眺めていても何も生まれません。その通り。いいですねぇ、この意気やよし。非常時なんでしょう。アメリカが沈みそうです、大正時代の大恐慌の再現かなんていう状況です。だからこそオロオロしてはならぬのです。前向け!前に進むぞ!と号令かけて欲しいんです。俺が先頭切るからついてこいと言って欲しいんです。国会ひとつうまく回せない福田さんのおかげで、どんどん国民がうつむいて元気がなくなってきた現状をひっくりかえすのはこういう鼓舞だと思うのです。私はいいと思いました。小泉の比ではありません。いかがでしたか。
 一方で小沢さん。インタビュー放映の中で、あれこれつつかれておそらく腹が立ったんでしょうが、こう言ってました、こっちにやらせてみてそれでだめならまた替えればいいんだ、それが民主主義だって。おお、本性というか本音が出たなと感じたことでした。つまりこの男、政権奪取しか眼中にないんです。選挙に勝つしか目的がない。そうでしょう、ほん少し前に、民主党には政権を担う力はまだないなんて拗ねて党首辞めちゃった人ですから。政権仮にとっても自民党やら自党からあれこれ文句言われたらすぐにやめたって投げますよ。安倍福田より早いかもしれない。この男の本音はそこにあるんでしょう、そう思ったことでした。民主党には任せられないでしょう。私の麻生贔屓を差し引いても客観的に見て民主党にその力はないと思います。小沢さん見ていてそう思います。違いますかね。
コメント (4)
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