柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

ヒーロー

2008-09-26 08:44:31 | Weblog
明27日当地柳井駅前商工会議所前の広場(レトロスクエア)でマージーボックス野外ライブします。午後6時半頃から演ります。入場無料です。きっと明日はいい天気でしょう、初秋の宵風に吹かれるのも気持ちいいですよ。お時間の許される方、どうぞお越し下さい。
 小泉さん、なんと今度は議員辞めるってサプライズ。この人は次から次とやりますねぇ。でも、新聞で誰かがコメントしてましたが、次男を後継にするなんてのががっかりだって。その通り。小泉改革は大失敗だったと思ってますので、私はこの人の政策は評価しませんが、政治家としてはそして扇動家としてはものすごい才能の持ち主だったと認めざるを得ません。というか羨ましい。正直なところはそうです、羨ましい。あっと驚く電光石火の力業を次々に決める、日本中が注目する中で大演説する、ワンフレーズポリティックスなんて揶揄もされましたが何がワンフレーズなものか、あの人の郵政改革を訴える記者会見の大演説は心に響きましたものね。誰かみたいに原稿なんか読まない。きっと前を見据えて、さりとて誰かみたいに気持ちの悪いカメラ目線はしない、前に居並ぶ記者達を見ながら喋る。あの会見は、たまたま見たことでしたが見入りました。聞き入りましたから。政治家として歴史に残る人でしょう。普通じゃない人だからあそこまでやれたのです。何だか非常に勇気を与えてくれた人でした。分かり易い言葉で、気持ちをそのまま伝えればきっと人に伝わるんです。手練手管を弄するから、段取りや手続きを優先するから人に届かないのです。どうだ?!とばかりに証明してくれた人でした。郵政改革が嫌なら俺を落とせ、と言いながら衆院解散する。なんてわかりやすいこと。そして大勝。国民が賛成してくれたことだと大鉈を振るう。これ以上の「手続き」はないですわね。羨ましい。何度もしつこいですがこの人が羨ましい。この決断力、冷徹さ、そして恬然さ、知らん顔さ。新聞はまるで追悼特集並みの紙面割きです。朝日なんて一面トップ、麻生さんの記事を余所に押しやってます。人気の衰えぬままに、勢いのあるままに、まだ熱いうちに身を引く。引き際の美学なんて凡な連中は紙面にコメントしてますが、こういう人なんですわね、こういうことにきっと作為はないんでしょう。自民党を思ってのこと?違うでしょう。でも、確かにケチつけましたね、次男の後継指名。これは聞きたくなかったですわ、もちろん大衆の勝手なヒーロー像としてですが。
コメント
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