柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

正誤

2008-09-05 08:43:07 | Weblog
産経抄に、福田首相の辞任を受けてどの野党も新聞記事と同調して無責任のうんのかんのと怒っているが、自分たちが要求してきた通りに辞めてくれたんだから喜んだらいいじゃないかとあります。ああ、まことその通りじゃなぁ。よくぞ辞めてくれた、次は早く解散総選挙に打って出てくれと言うべきですわね。それとも福田さんが看板のままに選挙したほうが好都合でしたか、でもその辺りの計算は選挙屋さん達の集まりですから尽くされているでしょう、いざ選挙という場面では看板の差し替えが行われたでしょう、ならこの辞任も辞任の是非ではなくてどのタイミングかの問題だったって話になります。そうなればあの全く伝わらない、人ごとのような、言い訳ばっかりの辞任会見も肯けることですか。与謝野さんも総裁選に立つんだそうです。この人ならやってくれそうです堅い政治。浮つかない、誰彼に迎合しない政治。石原長男やら小池なんとかでは今のままです。もっとも選挙までのつなぎというなら使い道もあるのかもしれません、今回の人選は選挙の顔になれる人という制限が付け加わります、ならば麻生さんしかいない。総理としては与謝野さんは十分適任に思います。病気上がりであること、齢七十であることなどマイナス要因は多いですが。でも今回は麻生さんでしょうね。何とか選挙凌いで、堅い政治をやってもらいたい。本当にそう願います。
 今朝の朝日毎日のコラム、室伏の繰り上げメダルに引っかけて、ドーピングはいけないことだ、不正が罷り通る世界はいけないのだと言ってます。大正論です、優等生の子供たちが国語の成績を上げるためには新聞のコラムを読みましょうなんてアジりに正直に反応して朝一番に読む内容としては適当な材で文章でした。が、不正と片づけるが何だかおかしいように天の邪鬼は思うのです。薬物使用して肉体改造する、清原みたいにマッチョになる、筋力増強して記録を伸ばす。自分の体を使って走ったり投げたり飛んだりしていることには間違いのないことです。背中にロケット積んでるわけでも、腰に別のエンジンはめ込んでいるわけでもないんです。自分の足、自分の手で走ってるんです投げてるんです。不正、なんですかね。義足の選手がえらく問題になってましたよね、あの義足が普通の足の筋肉にない瞬発力や反発力を加えている虞があるって廉でした。こっちは分かり易いです、心情的には片足のないハンディを越えてきて両足揃った選手と伍そうという姿に拍手ですし、何とか同じフィールドで走らせてやりたいと思いますが、不公平という観点では「自分の身体以外の他の器具を使用する」という明確さがあります。ステロイドホルモンやその他の薬剤もその範疇に入るとみなされているのですが、でも彼らは自分の体だけでやってますからね。ここに整合性がないのです。いえ、定義の問題なら何とでも書き換えられます、言い換えられます、範囲を拡げるは簡単です。ではなくて、自分の体だけか、そうじゃないか。そういう単純さも必要かと思うのです。スピード社の水着はOKですよね。真っ裸で泳ぐよりうんと速いんでしょう。これってありですか?そういう素朴な疑問なんですが、いかがですか。肉体の限界なんてよく言いますが、どこまでが正しい肉体で、どこからが間違った肉体なんですかね。ううむ。
コメント
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