柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

意思表示

2008-04-16 08:41:45 | Weblog
新型インフルエンザワクチンを接種しましょう、と舛添大臣。まず医者やら検疫担当者に試し射ちして(六千人だそうです)、問題なければ一千万人に国の施策として接種しましょうという計画だそうです。昨夜古館が噛みついてました、もうこの新型インフルエンザが世界中に爆発的に流行する(パンデミックという横文字を使ってこの男わかったように静かに叫んでましたが。ちなみにパンデミックとは pandemic 名詞は pandemia pandemy 疫病の広範な伝染播種の意味です)兆しが明にあり危険水域に入っているのだ、だからこういう対応は早すぎることはないのだって。でも、国の施策として予防接種するのは日本が初めてなんだそうです。あな珍しや。古館、何を噛みついたかというと、最初の接種の対象が医療や防疫関係者であることが気に入らぬらしく、アメリカはまず年寄りと子供に接種すると決めていることを引き合いに出して、子供こそが大事でしょうに!!と言うわけです。こういう正論の振り回しには全く食傷です。もっと深めの事言えないかなぁ。昔のスペイン風邪の時代と違います、強烈な免疫反応引き起こしてしまう人(個体)はいつの時代にも一定数存在しましょう、残念ながらこういう激烈急速な経過をとる例は現代の技術を持ってしても救えないでしょう。が、大正時代に「バタバタ死んでいった」人達のうち過半、いや大半は現代の医療技術でもって助けられましょう。所詮はインフルエンザです。新型=免疫が誰にもない=劇症化する=皆死ぬ なんてのは学者の脅しです。最悪中の最悪の想定に過ぎません。高熱が出てフーフーしんどい思いをするでしょうが、それこそ普通のインフルエンザと同じことです、そこを通り過ぎれば(殆どの人が通り過ぎることができるでしょう)治るばかりです。防疫対策は医療行政の柱ですから、厚労省は具体策を出さざるを得ないのです。一番酷い場合を想定して対応策を決めるってことになるんでしょうね、御用学者が腕撫して恐怖を煽る。その結果が今でしょう。宇宙服を着た検疫官が飛行機やら乗り物に乗り込んで物々しく仰々しく消毒して回る、感染者を隔離する。結核やらエイズと同等視はできません。勝負が早いですが殆どが治るに違いないのです。一旦罹ったら死んでしまう!なんて嘘で無用の恐怖心を煽らないでもらいたいと思うわけです。机上学者の罪は大きいのです。
 「全国注目の」自民民主の一騎打ち、山口二区衆院補欠選挙公示されました。新聞によれば、民主党候補が柳井市役所前で、暫定税率が切れた直後に道路工事を止めるのは市のパフォーマンスだ。権力者が市民の目を欺いている、とやったそうです。あらら、とっても挑戦的。民主党は年金の保険制度のガソリンの道路のという全国的問題を争点に持ってきます、自民党は岩国民間空港やら道路の具体策を持ち出します。ガソリンは安い方がいいんでしょうが、今日また原油価格が上がったって話です。ガソリンが高いのは原価が高いからです。ここもきっと問題のすり替えなんです。さてさて地元民の判断は。新聞見ていて気づいたこと、他の新聞は両候補均等に写真を割り振って載せてますが、毎日は民主党候補の大きな写真ばかり載せて、自民党候補のものはありません。ふむ、これも意思表示なんでしょうねと思うことでした。
コメント (2)
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