吐露

阪神４月中に貯金１０なんてすごいこと。これは後になって効いてきましょう。でも何年か前の巨人でしたか、スタートダッシュが全く無意味になったケースもあったことだし、楽観はできませぬが。ウヒヒ。
　天声人語です。新型インフルエンザへの対応をひとしきり書いた後でこうです、政府の意識調査によると国を愛する気持ちが他より強いと答えた人が５７％もいた、７７年に調査初めて以来最高の数字だ、と。５７％もいた、の「も」です。私に言わせれば「しか」ですがね。余程にお嫌いと見えます国を愛することが。蛇蝎と同等の存在なんでしょう愛国心。この言葉聞くと即この人達の頭には戦時、全体主義、皇国史観、差別、強制・・が浮かぶんでしょう、パブロフの犬です。こういう言葉の端々に思想が溢れますね。もっとも向こうさんはこういう意思表示をしているだけなのでしょうが。
　長崎市長が射殺されてから一年ですって。早いことですねぇ、びっくりします。各紙特集していますが、「なぜ」解けぬままという見出しです。どうして殺されなければならなかったのか未だにわからないという遺族の言葉を引いています。本人だったからなのか、長崎市長だったからなのか、って。ううむ、冷や水かけるような物言いですが、あんな場面でピストルを何発も撃つ人間の心境や精神状態なんぞ常人に理解できるはずがないじゃないですか。腹が立っていたから、恨みを持っていたから、むしゃくしゃしていたから。どうせ、そんなことです。殺された理由ですか？理に適ったものなら納得するんでしょうか。相手が殺した動機ですか？怨恨、逆恨みの類に違いないでしょうね。ああいう風に書けば問題提起になると勘違いしている記事書いた記者の陳腐さおざなりさとセンスの悪さにも呆れますが、遺族の気持ちを逆撫でするつもりは毛頭ないことですが、そういう役職に就いていたんだということで処理するしかないことと思います。権力の座にいたからこそ恨まれるわけです。こういう危険も受け入れての執務だったと思いますがいかがでしょうか。こういう場面でだけ一般人並みの被害者意識の吐露はいかがなものでしょうかとも思います。違いましょうか。